山登り同好会(山おん会)


活動報告


第5回 山おん会 9月の登山

(2019年9月2日~3日)

 

丹沢屈指の山深さと手強さが魅力の檜洞丸(ヒノキボラマル)1601m

 

新松田駅8:25発のバスで1時間10分、中川温泉を経由西丹沢ビジターセンターに到着。そこから10分ほど歩いて登山口「ツツジ新道入口」に着く。天気は薄曇り登山日和である。今日は中重さんと小生の2人で登る。(9:47)

 

若い外国人ペアーが先に入山、登山口で写真を撮ってから我々も後に続くが、先に行った2人の姿がもう見えない。我々が歩き始めた登山道は険しく急斜面を滑落しないよう慎重に歩く。登山道にしてはおかしい、中重さんが何度も携帯ナビでルートを確認するも解らない。「道が違っているのでは、戻ることにしよう」と中重さん。引き返しながらも登山道を探リ探りして、何とか正規の登山道に出る。山道を迷うこと一時間。キツネに摘ままれた様だ。

 

ここからゴーラ沢出合までの山道は所々木橋を渡る等、穏やかな起伏の山歩きである。

ゴーラ沢出合に11:25に到着、ここは大きな岩が転がる河原で休憩に最適。

出合から展望園地までは急登が続く、水分を十分補給して11:40分出発。

 

12:40展望園地に着、昼食をとる。富士山が望めるとのことだが薄曇りと木々が多い茂り望めず残念。案内板に頂上まで1.8Kの表示、1時出発。

 

石棚山稜からの道と合流する時点まで、鎖場、ハシゴ箇所と斜度は一段と厳しく、汗が噴き出る。頂上まで残り30分、疲労からか、左太ももに軽い痙攣が起きる。痛みが強くならないよう歩度を落す。右足にも出始める。何度も立ち止まり痛みを抑える。遅れ始めた小生に「オーイ、大丈夫か」と先を歩く中重さんの心配の声。大丈夫ですと返しながら、頂上付近に自生する「バイケイソウ」を保護する木道を歩くが景色を楽しむ余裕がない。何とか2:35分頂上に到着。(計画の1時間遅れ)

頂上はブナの大木に囲まれ展望はないが広く木のテーブルが設置されている。

 

ガスが掛かってきた。痙攣が酷くならなよう山の神に祈りながら、休憩もそこそこに2:50分下山開始。

下山して間も無く、何と右の靴底がパカッと剥がれ、想定外の事がおきた。

 

中重さんから非常時にと用意していた結束バンドで締め、応急処置を施す。しばらくするとハズレ、ハズレては直すの連続、痙攣の爆弾を抱えながらの下山、ペースはドンドン遅くなる。

「山は4時を過ぎると急に暗くなる、懐中電灯を用意して」と中重さんから、急ぐ気持ちとは裏腹に歩は進まず。「慌てると怪我をする、ゆっくり歩こう」と中重さんの優しい声。

ゴーラ沢の川音が聞こえてきた。やっとゴーラ沢に到着(4:55分)。所要時間2時間。

 

5分の休憩、ゴーラ沢4:55分出発、川の飛び石を渡歩して西丹沢側ヘ、小生が先に渡リ、続く中重さん、飛び石に足を滑らしバランスを崩し転倒し川の中へ、膝から下がびしょ濡れになってしまったが幸い怪我もなく無事で一安心。

 

これからはなだらかな起伏の山道。後一時間。うす暗くなってきている。相変わらず靴底はパカパカと口を開け歩きずらい。慎重に歩く。

もう少しで下山かの時、携帯が鳴る。立山さんからだ。宿泊予約先「蒼の山荘」から到着が遅いと確認の電話があったと。山中で何度も連絡をしたが繋がらないので立山さんから山荘あてに遅れる旨の連絡をお願いをする。立山さんに感謝。

 

5:55分無事下山。所要時間約8時間。改めて登山口の案内板を見る。何も書いてない。不親切と思いつつも、先に行った若い外国人ペアーは迷うことなく登って行った。高齢者の思い込みは何事も危険か、と反省。

何とか持ち堪えた小生の靴底は西丹沢ビジターセンターへ向かう途中、完全に剥がれ落ちた。6:58分の最終バス待つこと一時間。辺りはすっかり暗くなっていた。

 

車中で出発前西丹沢ビジターセンターのトイレに貼ってあった行方不明者の案内を思い出す。2017年11月、71才、男性、未だ帰らず。

もし山中でゲリラ豪雨に見舞われたら遭難の恐れも、山では何が起きるか、その備えと心構えが大切と、改めて、この山の山深さと手強さを実感した今回の登山であった。無事に下山出来たことに感謝。

 

予約先「蒼の山荘」で温泉につかり汗と疲れを取り、8時に食事、まずはビールで乾杯。

翌日の「畦が丸」登山は状況を踏まえ取りやめ。

今回は忘れがたい経験と多くの教訓を得た登山であった。

また、今回の登山で中重さんにはすっかりお世話になり改めて感謝申し上げます。

 

                                 筆者 鳥海

 

 

 

 

登山道入り口(ツツジ新道入り口)
登山道入り口(ツツジ新道入り口)
ゴーラ沢出会で休憩
ゴーラ沢出会で休憩

ゴーラ沢出会から展望園地へ、急登が続く
ゴーラ沢出会から展望園地へ、急登が続く
檜洞丸頂上
檜洞丸頂上

第4回 山おん会 (2019年4月21日)

 

「武甲山(ぶこうさん・1304m)」山行き

・期日:2019年4月21日(日)快晴

・メンバー:中重(L)、小山、鳥海、立山

・コースタイム:西部鉄道・横瀬駅8:50 → (タクシー)→ 9:05一の鳥居登山口9:10 → 10:00不動滝18丁目10:10 → 10:35大杉38丁目10:43 → 11:45武甲山・第二展望台(昼食)12:30 → 13:15長者屋敷の頭13:25 → 14:20橋立川(中休憩)14:45 → 15:37秩父札所28番立堂 → 15:53浦山口駅

 

コメント:奥武蔵の名峰も石灰採掘で北面は無残な姿になっているが、南面の緑豊かな登山道を辿る。

タクシーから見える景色は三菱マテリアルと秩父石灰の2社が石灰採掘する生々しい現場と工場群である。生川沿いに高度を上げていくと緑が濃くなり間もなく一の鳥居の左右の狛犬が迎えてくれる。

登山口を辿り生川の橋を渡り切った所でパチリ
登山口を辿り生川の橋を渡り切った所でパチリ
大杉を背景にまだ元気
大杉を背景にまだ元気

生川の沢沿いの道を辿ると、どこか遠くで不如帰の鳴き声が聞えてくる。ほどなく林道を左に分け本格的な杉林の登りとなり、山道脇の小さく可憐なスミレを女史が見つけて大喜び、さらに進むと18丁目の不動滝に出る。小さな祠に今日の登山の無事を祈り、水場で冷たい名水を給水する。さらに杉林を分け入って行くと一際大きい杉の木が道の真ん中に聳えている。

あと1時間で山頂である。コースタイムは順調であるが、この後、疲労からかグループの歩みに多少ブレーキがかかるも最後の力を振り絞る。ほどなく道は二分するが右の旧参道を辿り50丁目の石を見るとやがて御嶽神社が目の前に現れる。社殿右奥の第二展望台に上り秩父市街を見下ろすが、春霞で両神山などの山は眺望できず残念である。

社殿の前の広場で芽吹いたばかりの新緑を眺めながら思い思いに昼食を堪能する。

 

山頂下の十字路を右折し浦山口を目指して下山開始。カラマツ林に入って行くが、まだ芽吹いたばかりで陽光が眩しく降り注ぐ。下りきったところで長者屋敷の頭の小平地に着き、ここで小休止を取る。

広い尾根筋をさらに下っていくと右手から染井吉野の桜が数本覆い被さり、新芽と蕾も混在して、季節の凝縮を感じる。尾根の末端からヒノキの植林帯をジグザグに急降下して行く。

アカシオで疲れを癒す女史
アカシオで疲れを癒す女史
急降下で膝が制御不能に?
急降下で膝が制御不能に?

悪戦苦闘の末、やっとの思いで橋立川の河原に辿り着く。橋立川のせせらぎを聞きながら

汗をぬぐい水と甘味を摂ると、緊張も解け再びエネルギーが蘇る。

浦山口駅まで残り1時間、身体の彼方此方の痛みに堪えながら林道をひたすら駅に向かって進む。橋立鍾乳洞の分岐で道に迷うも何とか取り返し、駅には定刻の列車に間に合う。

西武秩父駅に移動し構内の「祭の湯」の露天風呂に浸かり、食堂にてビールで乾杯、楽しい山行を締めくくる。

 

(文:中重 / 写真:中重・鳥海)

 

 


(大岳山 山頂にて)
(大岳山 山頂にて)

第3回 山おん会(2018年6月29~30日)

 

「大岳山(おおたけさん・1266.m)」山行き

・期日:2018年6月29日(金)晴れ~30日(土)晴れ

・メンバー:中重(L)、鳥海(SL)、立山

・コースタイム

6月29日:中重が所属する東京山岳会八王子支部・奥多摩ベースキャンプに前泊

6月30日:①愛宕山登山口7:40 → 11:13 ②鋸山(1,109m)11:20 → 12:59 ③大岳山(昼食)13:50 → 14:48 ④鍋割山分岐→15:15 ⑤水場15:10 →15:54  ⑥御嶽神社16:00 → 16:26 ⑦御岳山駅(ケーブル) → 御嶽駅

 

感想:

今回は、多摩三山(御前山1405m、三頭山1531m、大岳山)のひとつに挑戦した。

 

片肩上がりの山体はどこからでも識別でき、『武蔵通志(山岳篇)』には「両総地方にて武蔵の鍋冠(なべかぶり)山と称し海路の標となす」と記されて、江戸時代には江戸湾に出入する船の目印でもあった。いわゆる天文山のひとつ。

(鋸山 山頂)
(鋸山 山頂)

 

6月29日~奥多摩駅17:13着にて降り立つと、6月というのに真夏の夕暮れの感。メンバーの一人中重さんが所属する日本山岳会東京多摩支部の奥多摩ベースキャンプで前泊。

 

6月30日~大岳山へは御岳から登山道をたどるのが楽だが、今回の登山ルートは、一般とは逆の愛宕山登山口からスタートする標高差約800m、想定時間約6時間のコース。

梅雨只中の時期であり雨中行を覚悟していたが、幸運にも前日に梅雨明けし、快晴の夏空となった。スタートから半袖で登り始めるがそれでも汗びっしょりとなる陽気。登って行くにつれ、春ゼミが鳴き出し、鳥のさえずりも数種類聴き分けられる。

思いのほか長丁場となったが、黙々と登っていく。大岳山頂は、三十名ほどの賑わい。昼食を取りひと休みして、下山コースへ向かう。登りで難儀した分、下りは比較的楽であった。

御嶽神社手前の水場で小休止、水量のある美味い湧き水で、喉を潤し最後のもうひと頑張り。

ケーブル御岳山駅は長蛇の列で、ここぞとばかりによく冷えた缶ビールで乾杯して疲れを癒した。

下山後は途中、河辺駅前温泉「梅の湯」でひと風呂、さっぱりとしたところで反省会とし、二日間を締めた。

 

 

                                          (文責:立山)

 


第2回「山おん会」(2017年5月8日)

 

暫らくぶり2回目の山行きは、連休明け5/8の奥多摩「三頭山(1,531m)」。

夏日のからりと晴れ渡った日和、メンバーは中重・鳥海・立山の

3名。

JR五日市線・武蔵五日市駅に集合、9:00発のバスで数馬まで

約1時間。

 

<行程> (休憩・昼食を入れて約5時間半)

数馬10:12→バス道経由で大滝登山口11:19→11:40三頭大滝11:56→分岐点(1,440m)12:40→12:50山頂で富士山を眺めながら昼食13:30→14:28鞘口峠→14:55都民の森→15:28三頭山登山口→15:45数馬

 

 

数馬バス停16:09発、秋川渓谷「瀬音の湯」で汗を流しビールで喉を潤した後、一路立川へ。鳥海さん行きつけの焼鳥屋で、じっくりと

本日の反省会。

朝から沢山のハプニング続きだったが、老練な中重隊長の指導よろしく“臨機応変にして備えあれば憂いなし”で無事乗り切り、初志貫徹。

鳥・滝・温泉と三拍子揃った山行きは、好天と愉快な仲間に恵まれた楽しい1日でした。

次回は、今年の目玉「雲取山(2,017m)」を9~10月に計画。新しいメンバーも含めて是非皆さんのご参加をお待ちします。

 

(文責:立山)

(写真「三頭山山頂にて」:鳥海)


第1回山おん会(2016年12月14日)

 

先日、12月14日(月)に第1回目の山行き「大山(1251.7m)」を予定通り行いました。

メンバーは、鳥海さんと立山。

終日曇りで、気温は12℃/9℃とそれほど寒くなく、まあまあの登山日和。

山頂は風も冷たく、ガスっていたので残念ながら、富士山も海も拝めませんでした。

伊勢原駅から入り、大山ケーブル下→阿夫利神社下社(標高750m)→山頂(昼食)→見晴台→二重滝→下社。

 

予定していた「東學坊」が臨時休業だったので、「元瀧(もとだき)」を貸し切って汗を流し、豆腐懐石とかき揚げを酒肴に軽く(?)一杯やって、帰途につきました。

 

店を出た頃には陽もとっぷり暮れて、見慣れたこま参道も真っ暗。

二人して「何やら秘湯めいた雰囲気ですねぇ(笑)」と満足の一日でした。