秘湯巡り同好会


活動報告


第12回秘湯巡り同好会「赤城滝沢温泉」

(2018年5月31日~6月1日)

 

 梅雨の走りを思わせる天候の中、総勢7人で新幹線高崎経由、上信電鉄大胡駅(おおご)(旧大胡町)に向かいました。

 電車に乗っている間は凄まじい豪雨で、今回の小旅行の行く末が案じられた。

 大胡駅には宿の迎えを受け、雨は殆ど納まっていたので、宿の方のご厚意で途中の赤城神社に立ち寄ることになりました。

 深い木立の中、雨にかすんだ神殿はまさに神秘的であり、普段の心を洗わなければならないメンバーには絶好の場所でもありました。

 そこで今回の小旅行の安全を祈願しました。

 宿も緑の大木に囲まれた谷間を流れるせせらぎの傍に立つ一軒宿です。

 せせらぎの傍の露天風呂は直径が6m位のほぼ円形で、皆でゆっくりと顔を向い合って入浴することができ、風呂際に立つ高さ15m超と思われる2本の欅の木の葉が屋根代わりで日差しも遮り、周りの風景は大木の緑に覆われた温泉です。

 夕食は誠に素晴らしいもので、女将直々手作りの素朴で、野趣あふれる山菜料理を楽しみながら、地酒の「赤城姫」を堪能したことは言うまでもない。

 翌日は赤城神社の霊験あらたかなことによるか、メンバーの日頃の行いによるか分かりませんが、晴天に恵まれました。

 宿の近くにある「群馬フラワーパーク」に立ち寄り、晴れ上がった青空のもと、色とりどりの美しい花と、南国の熱帯植物園を心行くまで観賞し、日頃の生活から離れ、健康的な時間を送ることができた。

 最後は高碕の蕎麦屋で、昼間から「ほろよいセット」なるメニューをオーダーしそば湯割りで締めとしました。

 東京から電車でも車ででも約2時間で行けるところに、緑に囲まれ人里離れた場所があり、心休まる秘湯があるのは素晴らしいことだと感じた次第です。

 

(根来記)

 


第11回秘湯巡り同好会「奥秩父柴原温泉」

(2018年2月8日~9日)

 

都心から西武鉄道、秩父鉄道を乗り継いで2時間半くらいの所にある奥秩父柴原温泉を今回は総勢10人で訪れました。

池袋からレッドアロー号で秩父到着後まずは秩父神社を訪れ、今回の旅の安全を祈念した。

続いて秩父神社のすぐ近くにある、秘湯めぐりの会恒例の蔵元を見学することになる。

その店舗は200年以上前に建造された、今は国指定の登録有形文化財となっている由緒ある蔵元です。

雄弁な社長の案内で見学の後、日本酒の講釈を聞きながら、今まで知らなかった日本酒をブレンドする飲み方なども聞け、試飲もかなり進んだようです。

残念ながら、正に地酒で秩父地方だけでしか販売していないとのこと。

 秘湯の宿は、建物は比較的新しいようであるが、建て方は古い温泉宿のイメージがあり気持ちの良い宿であった。

浴室は宿の名前の通り、榧(かや)の木つくりで気持ち良く湯を楽しむことができた。

料理も絶品で、カジカの塩焼きなど、奥秩父山間の食材が並び、全員完食であった。当然酒も進み、前述の蔵元の地酒を知り得たばかりの飲み方で大いに楽しんだ次第である。

食事の後も別室に皆が集まり、大いに酒を楽しみ、大いに語り、大いに笑い誠に健康的(?)な一夜でした。

 

翌日は厳寒期の秩父名物である三十槌(みそつち)の氷柱を観光。これは荒川の崖からしみ出る岩清水が凍ってつららとなった所である。

 

その後、もう一つの秩父名物である蕎麦と地酒で冷えた体を温めたことは言うまでもありません。

 

(根来記)

 

 

 


第10回秘湯巡り同好会「大塩裏磐梯温泉」

(2017年10月16日から10月17日)

 

北の方から紅葉前線が下がってくることに合わせて、今回は総勢6人で福島県喜多方市の北にある、大塩裏磐梯温泉米澤屋を訪れることになりました。

泉質はその名の通り塩化物強塩泉(といっても海水の1/3程度)であり、体の芯から温まる、気持ちの良い温泉です。

古くはこの温泉水を煮詰めて山塩を作っていて、会津藩の御用塩となっていたそうです。

秘湯というとおり、付近には何もないところですが、岩魚、山菜、きのこといった郷土料理と喜多方の酒を堪能できました。

山塩をかけて食べる山菜のてんぷらなど絶品です。

 

それに付け加えて、前回の真田温泉もそうでしたが、添付の写真をご覧いただければ気づくと思いますが、超美貌の女将さんです。

体の芯から満足できる温泉と宿でした。

前日の雨と打って変わって、快晴の翌日は揃って会津若松市内と鶴ヶ城の紅葉を見物することとしました。

鶴ヶ城を急いで見物した後、会津の有名地酒が揃っている店に入ったりしながら会津若松市内の観光を行いました。

昼食は駅の観光案内所で、市内で最も有名な蕎麦屋を紹介してもらい、早速地酒の品評会を開始。

温燗から常温、冷酒まで何種類か注文し、郷土料理と一緒に種々味わいました。

さすがに福島は日本酒の品評会で金賞受賞ブランドが5年連続トップの県。

好き好きは別として、どれも美味なお酒でした。

今回は、温泉と郷土料理と酒の三拍子に美人の女将さんに十分満足でした。

ただ一つ、ちょっと時期が早かったため紅葉は楽しめなかったのですが、帰りの車中は顔を紅葉して帰ってきた次第です。

(根来記)

 

 


第9回秘湯巡り同好会「角間温泉」

(2017年6月5日から6月6日)

 

第9回は真田の隠し湯といわれている、角間温泉「岩屋館」に7名で訪れました。

宿は北陸新幹線上田駅からラグビー合宿で有名な菅平方面で、路線バスで約30分、宿の迎えの車で約10分と比較的都市部に近いところにありますが、テレビの地上波が受信できない、携帯も制約されているような、まさに秘湯です。

宿周辺は、真田らしく「猿飛岩」等講談の世界の真田十勇士が鍛錬に励んだであろうと思わせる切り立った岩場が多々あり、これも秘湯らしい景観があります。

宿の前を角間渓谷の水が流れており、絶え間ない水の音がより静けさを感じさせるような風情です。

温泉は炭酸水素泉で、高齢者の整形外科領域には万病に効きそうですが、メンバーの一部は露天風呂出口にある湯上りのワインをかなり楽しんだようです。

翌日は上田市内を散策。

同行7人のうち、2人が長野県立上田高校ということで、まずは同行を訪れ立派な正門前で記念写真としました。

そのあと地元のガイドさんに案内していただき、上田城跡を見て回った後、メンバー全員が酒との縁が切れず、蔵元を見学。

いつもお世話になっている千年の「鶴齢」ではなく、万年の「亀齢」(きれいと読む)という銘柄を造っている岡崎酒造を見学。

昨年の関東・信越地区の品評会の吟醸酒部門で第1位となったそうで、また杜氏が女性で1位となったのは初めてということで、元美人の女将さんと娘の美人杜氏と話が盛り上がり、帰りの新幹線の酒を買うことになりました。

二人は銘柄同様「きれい」な人でした。

いずれにしても、昨年だったら真田まるの関係で大変だったのだろうと思いましたが、天候にも恵まれた楽しい2日間を過ごせました。

 

 

(根来記)


第7回秘湯巡り同好会 「黒薙温泉」(2016年5月16日~17日)

 

第7回目は富山県黒部峡谷に新緑を求め黒薙温泉に一泊二日で出かけた。総勢10名、北陸新幹線で黒部宇奈月からトロッコ列車に乗り黒薙駅下車。ここから温泉までは800Mほどの一本道の山道を約20分歩かねばたどり着かない。

山小屋風のひなびた旅館、直ぐわきに黒部川支流の雪解けで増水した水音が心地よいを通り越した勢い。

お湯は肌に柔らかな単純泉、源泉では93度の高温で、ここから麓の宇奈月温泉までパイプで運ばれている。

川べりに露天風呂が二つ、新緑もよいが紅葉の季節が素晴らしいらしい。

夕食は山菜中心、岩魚の骨酒とともに満喫し、この夜はいつもとは違い皆早めに床に就いた。

翌日は雨ながらトロッコ列車で終点の欅平を往復、ここも景色はなかなか。

時間的に余裕があったので帰途糸魚川で下車、フォッサマグナ博物館を見学した。ここはヒスイの有名な産地でもあり石のプロである児玉さんから解説を聞きながら皆見入っていた。近くに来たら寄ることをお薦めする一見の価値がある博物館。

このあと海の近くで地のさかなを味わい帰途についた。

(文責 大熊)

 


第6回秘湯巡り同好会 「乳頭温泉」

(2015年11月30日~12月1日)

 

第6回を迎えた今回は知名度の高い秋田県の乳頭温泉を訪れた。

一年中客が絶えない人気の温泉だが紅葉も終わり少しだけ暇な時期を選んで11月30~12月1日の一泊二日。

総勢9名、田沢湖駅から山に入るにつれて雪が深くなり、秘湯の雰囲気が増して来る。途中で宿の送迎バスに乗り換えてやっと鶴の湯、本陣に到着。囲炉裏のある昔ながらの部屋で休む間もなく大きな露店風呂へ。小雪が舞い散り硫黄の香りが漂う、山深い雰囲気。

部屋に戻ると持参の酒でいつもの様に政治、経済から芸能まであらゆるジャンルを網羅した2時間にわたる懇談。

夕食は地の山菜、芋煮鍋、イワナの骨酒などでまた酒が進む。

さすがに終わった後は部屋に戻ってすぐに寝付く人がほとんどだった。

 

    12月1日に一新された「湯めぐり号」の前で
    12月1日に一新された「湯めぐり号」の前で

翌日も小雪の中温泉につかり、チェックアウト後近くにある2か所の温泉を巡った。鶴の湯とは泉質が違いそれぞれに楽しめた。

バスで田沢湖駅に戻り駅前の食堂で昼食、ここでもお酒につまみ、しめにお蕎麦を楽しんだが昨日の勢いをそのまま持ち込んだペースで一番喜んだのはお店ではないかと思うほどの支払額であった。

午後は角館の武家屋敷を見て回った。混み合う桜の季節とは違い、観光客はまばらで閑散としていたが逆に静かで趣のある散策であった。

これで全日程は終了し秋田新幹線で夕方東京に到着、今回も盛り沢山の旅となった。

(文責 大熊)

 

 

 


第5回秘湯巡り同好会 「奥鬼怒温泉」(2015年6月3日~4日)

 

6月3~4日にて、奥鬼怒温泉郷の最も奥にある手白沢温泉に行った。参加者10名。

単純硫黄泉で、湯温も高いかけ流し温泉。眼下には手白沢の流れ、見上げれば雪の残る日光連山が見渡せる露天風呂は、まさしく心がいやされる温泉。

 

平日で客も少なく静かな雰囲気の中で、我々だけは大いに盛り上がり、山菜、イワナなどの季節の料理を肴に、今回もやや飲みすぎたか。

翌日は足尾銅山を見学。縦横に掘られた坑道の全長は、東京から博多までの距離に達することに驚き、また先月の例会での野崎さんの講演を反芻しながら、昔の栄華を偲ぶことができた。

(文責 大熊)


第4回秘湯巡り同好会 「法師温泉」(2015年1月29日~30日)

 

今回は新潟県との境に近い群馬県法師温泉を8名で訪ねた。

新潟の米を関東に運ぶ三国街道に沿った法師川にある一軒宿で、弘法大師が巡錫の折りに発見したと言われる。

与謝野晶子も投宿したこの宿が有名になったのは、高峰三枝子が登場したJRのコマーシャル。

透明なカルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉は40℃、底に敷いた石の間から湧き出る源泉かけ流し。外の雪景色を見ながらゆっくり浸るのがよい。食事も質、量ともに満足感たっぷりで地酒のピッチも早くなる、ここはおすすめの温泉です。

 

翌日は前夜から降った雪が降り続き、宿の前も相当な積雪となっていた。途中、高崎駅で下車し、昨年世界遺産に指定された富岡製糸工場を見学した。説明員が無料で分かりやすく説明するサービスはよいが、建物の保存管理はもっとしっかりすべきではとの印象であった。

(文責 大熊)

 


第3回秘湯巡り同好会 「姥湯温泉」(2014年10月16日~17日)

 

第3回秘湯巡りは7人の参加者で山形県の姥湯温泉を訪れました。

奥羽本線の福島と米沢の間にある無人駅の峠駅から約8KM山あいにある人気の一軒宿の温泉、アクセスは宿の送迎バスか歩くかのいずれかです。

駅でバスを待つ間に「峠の茶屋」で力餅(柔らかく、種類もそろいお勧め)を頬張り、宿の入り口まで約30分のドライブ、吊り橋をわたり徒歩数分で到着です。

 

ここは単純硫黄泉で内湯のほかに岩山に囲まれた沢沿いに3つの露店風呂、この時期は紅葉の見ごろで露天風呂からの眺めはまさに圧巻でリピーター客が多いこともうなずけます。一日目はガスがかかって幻想的でさえありました。

2日目は米沢まで行き、上杉家ゆかりの神社、造り酒屋を見学、昼食に米沢牛をいただき全員満足感たっぷりに帰途につきました。

秘湯にふさわしい、本当によい温泉でした。

 


第2回秘湯巡り同好会 「湯の網温泉」(2014年4月24日~25日)

 

第2回目の活動は4月24~25日、一泊二日で5名の参加者を得て茨城県の福島との県境に近い、湯の網温泉鹿の湯松屋にて行った。

大津港から少し山あいに入った里山風景が広がる一軒宿で老夫婦が切り盛りしている、のどかな宿であった。

江戸時代に鹿が浴していたのでこの名がついたといわれる温泉は含鉄の鉱泉で深い赤色をしているかけ流し、浴槽が大きくはないのが難点だが時間をかけて静かにゆっくり湯に浸ることができる。

 

 夕食は地魚に加えてこの宿名物のキンキの塩焼きが一人に一匹ずつでてくる。頭からしっぽまで、骨までまる一匹食べられ酒も大いに進む。宿のおかみさんが東京中野の出身と聞きこの夫婦のなれそめなどを勝手にあれこれ想像したり、STAP騒動、政治の話まで話題は尽きずそれでも日付が変わる前には全員が床に入った。

 

 翌25日も快晴、春真っ盛りの中宿のご主人の案内で勿来の関、風船爆弾打ち上げスポットを回った後、五浦(いづらと読む)にある岡倉天心美術館に足を運んだ。横山大観、菱田春草など近代日本画の作家の作品とともに天心の歴史、功績をわかりやすく説明したこの美術館は近くに行った際は是非お勧めしたい素晴らしいものである。

 美術館からは大津港駅に戻り午後に帰途に就いた。

次回は紅葉の季節に東北のひなびた秘湯を巡る予定である。

(文責 大熊)

 


第1回秘湯巡り同好会 「裂石温泉」(2014年1月27日~28日)

 

「秘湯巡り同好会」は1月27~28日に、9名の会員の参加を得て、山梨県甲州市塩山にある裂石温泉雲峰荘に行ってきました。

この温泉は大菩薩峠の麓にあるアルカリ性単純泉で古い歴史をもっており、神経痛や関節炎などによく効き、地元の人達が農閑期に今でもよく訪れるそうです。

皇太子が大菩薩峠にハイキングに訪れた折、この宿で入湯されたことでも知られています。

風呂はこのあたりに沢山ある花崗岩をふんだんに使ったもので、特に露天風呂は4~5mはあろうかという花崗岩の一枚岩の天井が湯船を覆っていて宿のシンボルになっています。

強い冷気の中、周りの山峡に残る残雪を見ながら、すぐ側を流れる重川のせせらぎや小鳥の声を聞きながら入る露天風呂は心地よい時間を独り占めしている気分にしてくれます。

 

五穀米のご飯、古代米黒米の餅、手作り野菜の数々、地元産のワインやミネラルウオーター、枯露柿(干し柿)など食べ物にも参加者全員大いに満足しました。

宿近くの中里介山記念館や雲峰寺、恵林寺などを見て回り、参加者一同充実した旅を味わうことができました。

 

今後秘湯巡り同好会は年4回実行を目指し、次回は4月に実施すること、次回以降の幹事は大熊 邦雄さんにお願いすることで無事、第1回目の旅を終えました。

(文責 児玉)