美術同好会


活動報告

第16回 美術同好会 (2016年12月21日)

第16回美術同好会は12月21日(水) 国立西洋美術館「クラーナハ」展見学を実施致しました。クラーナハは日本では然程馴染みの画家ではありませんでしたがルネサンス時代ドイツを代表する画家の一人で、画家としてだけではなく工房を発展させ実業家として、更にはザクセン市長として政治家としても後世に名を残しています。クラーナハの裸婦像は独特の個性と感性があり「あやかし」と官能美を感じさせる不思議な経験ができました。また、事前に渋谷様よりご自身が取り纏められたクラーナハに係る肌理細かな説明書を戴き大変参考になりました。

 

懇親会は忘年会を兼ねて上野公園内「韻松亭」での開催致しました。澤田様より「あやかし」について50年前にクラーナハをご覧になった折の経験談をお話戴く等美術を通じて様々な話しで盛り上がりました。

 

次回の第17回の美術同好会は2017年3月下旬から4月上旬で国立新美術館、「ミュシャ展」を見学予定です。

 


第15回 美術同好会 (2016年10月20日)

 

 

第15回美術同好会は10月20日(木)迎賓館本館見学を実施させて戴きました。当日は5名参加と人数は少なかったのですが、迎賓館本館内の小磯良平の絵画や国宝である濤川惣助作の七宝「32面」等を鑑賞できました。当初見学の日程が諸般の事情により2度も遅れることにご厄介をお掛け致しましたが無事見学する事が出来ました。

 

懇親会はフォーカスワンの月例会と重なりましたので見学後に月例会とその懇親会に参加することで対応させて戴きました。

 

次回の第16回の美術同好会は12月21日(水)国立西洋美術館「クラーナハ」展見学で懇親会は忘年会を兼ねて上野公園内「韻松亭」での開催を予定しております。


第14回美術同好会(2016年5月27日)

 

第14回の美術同好会は 5月27日(金)上野公園国立西洋美術館の日伊国交樹立150周年記念「カラヴァッジョ展」を鑑賞し、懇親会は上野公園「韻松亭」で開催させて戴きました。当日は5名参加と人数は少なかったでしたが、舛添都知事の話し等で盛り上がりました。光と影の印影技法を駆使した「エマオの晩餐」やカラバジョが殺人犯として逃走中も肌身離さず持っていた「法悦のマグダラのマリア」など

絵画鑑賞でその時代の歴史の興味が掻き立てられました。

次回の第15回の美術同好会は今年4月から一般公開が始まりました迎賓館本館見学を9月予定しております。


第13回美術同好会(2016年2月19日)

 

第13回美術同好会は2月19日(金)に実施されました。今回は六本木森アートセンター「フェルメールとレンブラント17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」を鑑賞致しました。

フェルメールの絵画は有名な「水差しを持つ女」1点のみで残念でしたが日本初公開でしたのでゆっくり堪能致しました。

懇親会は最寄りの中国飯店六本木店で参加者は5名と少なかったでしたが楽しい一時を過ごすことが出来ました。

第14回の美術同好会は 5月27日(金)上野公園国立西洋美術館で開催される日伊国交樹立150周年記念「カラヴァッジョ展」を鑑賞致します。懇親会は上野公園内の「韻松亭」です。


第10回美術同好会(2015年10月30日)

 

第10回美術同好会は10月30日(金)5名が参加して実施されました。今回は三菱一号館美術館を往訪して「プラド美術館展」を鑑賞しました。

フランドルの巨匠ルーベンスやボスの絵画、「スペインのラファエロ」と呼ばれるムリーリ等日本初公開の絵画が多数出品されました。特に絵画としては小サイズに作品が中心で繊細なタッチの画法が印象に残った次第でした。

懇親会は美術館からほど近い三菱東京UFJ銀行本店にある役員特別賞堂個室で実施され様々な話題で大変盛り上がりました。また、室内のシャガールの絵画と別室のピカソの青の時代の大絵画をじっくり堪能できました。素晴らしい仲間と美味しい食事とワインで大変楽しい一時を過ごせました。

第11回の美術同好会は2015年12月17日(木)永青文庫美術館「春画展」 となります。

 


第8回美術同好会 (2015年1月28日)

 

第8回美術同好会が2015年1月28日(水)松村会長に御計らい戴き丸紅本社役員階にあるボッチチェリーの絵画「美しきシモネッタの肖像」等の絵画を鑑賞させて戴きました。

この絵画は日本にある唯一のボッチチェリー作の油彩で100億円の絵画とも呼ばれており前回のウフィツィ美術館展での同じくボッチチェリーの絵画「美しきシモネッタの肖像」と共にルネッサンスの息吹を感じさせて戴きました。

今回は、我々の事務局の清水さんも参加され和気藹々で時々は参加戴ければと願っております。

懇親会も松村様の御計らいで最寄りのレストラン「アラスカ」でワインや焼酎持ち込みフリーで実施させて戴きました。サッカーのアジア選手権テニスの全豪オープン等スポーツを始めワインやお酒に係る様々な話題で大変盛り上がりました。素晴らしい仲間とご一緒させて戴き、大変楽しい一時を過ごせました。

次回は4月14日(火) 三菱一号館美術館で開催されている「優しい」印象派コレクションで有名な「ワシントンナショナルギャラリー展」を鑑賞させて戴きます。懇親会はホテルオークラ運営の三菱東京UFJ銀行特別食堂で開催予定です。

(文責 中山)

 


第7回美術同好会 (2014年11月11日)

 

第7回美術同好会が11月11日に8名が参加して実施されました。今回は東京美術館を往訪して「ウフィツィ美術館展」を鑑賞しました。

ボッチチェリー「パラスとケンタウロス」等イタリアルネッサンス絵画を十分に堪能できました。「ウフィツィ」の意味は事務所でフィレンツェのメディチ家の事務所として建設された事務所が今日フィレンツェ最大のウフィツィ美術館だそうです。

小職はカトリック教徒ですのでキリスト教の宗教画に就いてたいへん親しみ深かったでしたが、殆どが宗教画でしたのでやや単調な内容だったのではと存じます。キリストの絵画は「イコン」と呼ばれ、二次元の絵画イコンを通して神の国へ過ぎ越すイメージでキリストを描いた絵画が「過ぎ越しの存在で」として宗教画の題材となっております。

懇親会は上野公園の「韻松亭」衆議院解散から人類の起源、ワインやお酒に係る様々な話題で大変盛り上がりました。素晴らしい仲間とご一緒させて戴き、大変楽しい一時を過ごせました。

第八回は2015年1月27日(火)松村会長に御計らい戴き丸紅本社役員階にあるボッチチェリーの絵画「美しきシモネッタの肖像」等を鑑賞させて戴きます。

この絵画は日本にある唯一のボッチチェリー作の油彩で100億円の絵画とも呼ばれておりますので今から楽しみです。多くの方々のご参加をお待ちしております。

(文責 中山)

 


第6回美術同好会 (2014年9月11日)

 

9月11日、乃木坂の国立新美術館でオルセー美術館展を鑑賞しました。

オルセー美術館は、印象派と呼ばれるモネをはじめ、セザンヌ、ルノワール、マネ、ドガなどが活躍した19世紀後半のフランスの画家たちの作品を豊富に展示していることで有名な美術館です。

今回はそれらの中から選ばれた珠玉の作品84点が展示され、私たちが実際にパリで見たり、教科書などで知っている作品も多く展示されていました。

中でもモネの「草場の昼食」(1866年)、「かささぎ」(69年)、マネの「笛吹く少年」(66年)、ドローネ「ローマのペスト」(69年)、印象派とは対立していたようですがブクロー「ダンテとウエルギリウス」(50年)などが強く印象に残りました。

参加者8人、それぞれに名画を堪能し、二次会でも大いに盛り上がって散会しました。

(文責  児玉)

 


第5回美術同好会(2014年7月2日)

 

第5回美術同好会が7月2日に9名が参加して実施されました。今回は東京国立博物館を往訪して「台北国立故宮博物館展」で絵画鑑賞ではなく初めて美術工芸品・書籍鑑賞でした。

話題となっておりました「翠玉白菜」とそれ以外の展示が別会場で「翠玉白菜」は3時間待ちの大人気でした。参加メンバーでお一人のみが鑑賞され残りの8名はそれ以外の美術品鑑賞となりました。中国の宋・元・明・清の各時代の歴代の息吹を工芸品とその解説で感得することができました。

美術鑑賞の後は恒例の懇親会が上野公園内の韻松亭で催されました。小職は芸術鑑賞がメインですが、その後の懇親会で会員各位の方々との放談会がより楽しく毎回楽しみにしております。「翠玉白菜」の葉の処にイナゴとキリギリスが刻まれていますが、それが子孫繁栄と国家隆盛の象徴であることやヒスイ「硬玉」は白色が基本で様々な鉱物(不純物)で翠色等に染まる等様々な蘊蓄も伺え楽しい一時を有難うございました。

第六回は9月11日(木)です。六本木の国立新美術館で開催されるオルセー美術館展の鑑賞です。ミレーの「晩鐘」等が出展されますので今から楽しみです、多くの方々ご参加をお待ちしております。

(文責 中山)

 


第4回美術同好会(2014年2月27日)

 

第4回活動は、2月27日、国立西洋美術館で開催中の「モネ・風景をみる眼」展を鑑賞することとした。参加者は9名、午後4時入場ということもあって、ゆっくりと鑑賞することができた。

同展には、西洋美術館から5点、松方コレクション11点とポーラ美術館所蔵の19点、計35点のモネ作品を中心に、シスレー、シャヴァンウ、ドニ、ピサロ、シニャックなどの作品も数多く展示され、総計99点が肩を並べて展示されていて大へん見応えのある鑑賞会であった。

モネは水と光を探求して晩年まで描き続けた印象派の巨匠と云われている。代表作に、「睡蓮」、「舟遊び」や「サルーテ運河」などがあるが、これらの作品の前には多くの人達が立ち止り熱心に見入っていた。特に「サルーテ運河」は1908年の作であるが、空や水面に浮かぶ実像と水面にゆらめいて反射している虚像との境目が見あたらない神秘的な水の深みを暗示したり、平面を感じさせない風景となっているように思えた。前述の作品に加えて「冬のセーヌ河の日没」(ポーラ美術館)がある。この作品は愛妻カミューが逝くなり失意の中、1880年に再スタートした第一作と云われている。ひときわ明るく光に満ちた夕日が、赤・オレンヂといった暖色系の明るい色彩で輝き、シルエットと化したセーヌ河の形なき水の姿に際立っている描写が印象に残った。

鑑賞を終えて、恒例の懇親会は上野駅近くの居酒屋「かまどや」にて美味しい和風料理とお酒で、美術談から幅広い話題まで賑やかな語らいに発展。大いに楽しい一夕を過ごしました。

次回は7月上旬ころ開催することとしました。

 (文責 長谷)

 


第3回美術同好会(2013年8月26日)

 

第3回美術同好会が12月4日(水)に開催されました。今回は、京橋のブリジストン美術館で開催されているカイユボット展を鑑賞しました。参加者は12名でした。

ギュスターヴ・カイユボットは、モネ、ルノワール、ドガらとともに印象派の興隆を支えた同派を代表する画家だったという事を今回の鑑賞で分かりました。小生、カイユボットの名前はモネ、ルノアール等の収集家とし知っていましたが、今回、初めて彼の作品を鑑賞しその素晴らしさが分かりました。作品として、自画像も多く出展されていましたが、都市風景を描いた作品は、写真を彷彿とさせる写実的な表現で感動しました。近代都市パリの景観を描いた作品が多くありましたが、遠近法を駆使した「ヨーロッパ橋」は特に印象的な作品でした。

美術鑑賞を終えた後は恒例の懇親会を丸の内の「響」にて行い、美味しい料理と日本酒、焼酎、ワインを堪能しました。

 次回は2月27日に西洋美術館(モネ中心)開催とする事と次回活動報告担当者を決めて解散となりました。

 (文責 神本)

 



第2回美術同好会(2013年8月26日)

 

5月に続く第2回活動は横浜美術館にて開催されているプーシキン美術館展鑑賞と決め、8月26日に行った。今回の参加者は総勢11名、混雑が少ない夕方に比較的ゆっくりと鑑賞することができた。

プーシキン美術館は1912年に開館され、ロシア革命後ヨーロッパ絵画のコレクションの充実が図られ、とりわけフランス絵画のコレクションは世界的に名高い。これらは主に18~19世紀に、時の皇帝、貴族や産業革命で財を成した富豪達によってロシアに持ち込まれた。

 今回はこの膨大なコレクションのうちの66点が展示され、プッサン、ドラクロア、ミレー、モネ、ルノアール、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ、ピカソなど古典主義から印象派、フォービズム、キュビズムの広範にわたる著名な作家の作品が見られ魅力的な展覧会となった。今回の目玉であるルノアールの「ジャンヌ・サマリーの肖像」、モネの「陽だまりのライラック」、セザンヌの「パイプをくわえた男」やゴッホの「医師レーの肖像」の前では多くの人がじっと目を凝らして動かずにいた。

会場は夏休み中ということもあって子連れの家族も結構いたが、多くは女性で特に30~40代と見られる女性が目に付いた。

 参加者はそれぞれに満ち足りた鑑賞を終えて懇親会のレストランに向かい、ここではフランス料理とワインで美術展の話から始まって広範な話題に発展、お酒も進み楽しい語らいの場となった。

あっという間の数時間が過ぎ、次回は12月4日に京橋ブリジストン美術館で開催されるカイユボット展とすることと、今後活動報告を持ち回りで担当することを取り決めて散会となった。

 (文責 大熊)

 


第1回美術同好会(2013年5月21日)

 

第一回の開催にふさわしいラファエロの展覧会を見に5月21日、上野の西洋美術館へ出かけた。ラファエロの展覧会と言えば、今までその都度1点か2点が来日するだけであった。今回はなんとヨーロッパ各地の美術館から油彩と素描を含め23点もあり、今後こんなに多くのラファエロ作品を同時に鑑賞するチャンスはほとんどないだろう。まさに、第一回美術同好会の開催にふさわしい展覧会であった。参加予定は6名だったが結局4名が参加。ラファエロは、聖母子の画家と言われるくらい聖母子の絵が有名だが、今回初めて聖母子以外の絵が多くあり、こんな絵もラファエロが描いているのかと驚いた。昔ピカソの青の時代の絵を初めて見た時と同じ印象を抱いた。

 約1時間強見て回ったのでさすがに疲れ、懇親会での最初のビールが美味だった。

一番好きな絵はどの絵か、買うとすればどの絵かを話し合ったが、3名が「友人のいる自画像」、1人が「大公の聖母」であった。これも展覧会の楽しみ方の一つだと思う。

話題が多岐に渡り、大いに笑い、3時間があっという間に過ぎ、再会を約して散会した。

 週末は大変な混雑とのことだったが、今日はゆっくりと館内を回ることが出来た。やはりウイークデーの夕方が落ち着いて鑑賞できる。

思いのほか若い入場者が多くいた。若者はスマホ病に毒されていると思っていたが、意外だったが同時に好ましく思った。

話し合いの結果、次回は、横浜美術館で開催されるプーシキン美術館展を見る事に決まり、8月26日に開催することになった。

 (文責 澤田)