開催日: 2024年9月18日(水)18~21時
場 所: ビストロ ル・プティ・トノー(Le Petit Tonneau)
虎ノ門店
出 席: 15名
料 理: フランス料理のフルコース
テーマ: 南仏のワインを味わう
ワイン:
泡) Cremant de Limoux Les Gramenous (ラングドック地方 F)
白) Faugeres Ch de la Liquiere 2021 (ラングドック地方F)
ロゼ) TAVEL E.Guigal (南ローヌ地方C)
赤) Domaine Mazurd Les Prades 2016 (南ローヌ地方C)
F: 地中海沿岸に沿って、スペイン国境からペルピニャン、モンペリエ周辺までのブドウ生産地。世界で初めてスパークリングワインが誕生した地。
C: 「太陽のワイン」として親しまれている赤ワイン産地が、リヨン市の南を流れるローヌ川流域です。フランスの南に位置するので気温が高く、日照時間も長いため、糖度の高いブドウが収穫され、コクのあるワインの醸造を可能にしています。
本日は当初予定の19名からは減員したが、それでも15名と大人数で開催された。
今回のテーマは「南フランスのワインを味わう」。私は南仏には行ったことがないが、ニース、カンヌやモナコなどフランスの避暑地として有名なところで、私が好きだったグレース・ケリーや最近亡くなったアラン・ドロンを想いだす。ちょっとおしゃれでしかも品がある印象の土地。さて、南仏のワインとはと期待で胸は膨らんだ。
定刻通り、会がはじまり、いつものようにリーダーから上記4種類のワインの説明を受けた。4つのワインの説明は上記で省略します。
今回のポイントは
① ブレンド
・ローヌブレンド:南仏の葡萄多種(グルナシュ、シラー、サンソーなど)
・ボルドーブレンド:カベルネソルヴィニヨン、メルロー
② スパークリング(泡)の呼称
・シャンパーニュ地方のもののみ「シャンパン」
・その他の地方のものはスパークリングワイン
なお、フランスのシャンパーニュ地方以外で製造されたものを「クレマン」とも言います。
また、スペイン・カタルーニャ州を中心としたエリアで製造されたものを「カヴァ」と言います。
このようにシャンパンほど有名ではないですが、地域独特の名称がついているものもあります。
また、事前にメールされた「ワインの秘密」の話もあり、ワインは開けても意外と長持ちする。白ワインの保管は飲む前だけ冷やすのではなく、セラーが好ましいなど普段の家庭で役立つ話も参考になった。
ワインの説明の後は、長老の音頭で乾杯し会食が始まった。
今回は3つのテーブルに分かれていたので、全体での会話ではなく、テーブル毎に会話と会食を楽しんだ。
ビストロらしく、気楽にフランス料理のフルコースと上記4つのワインを堪能しながら、会話が弾んだ。私のテーブルでは今回珍しく「ロゼワイン」が出てきたので、ロゼの製法や料理との相性などに話が弾み、この夏場に過ごした話など多岐にわたるテーマであっという間に3時間が過ぎた。
今回は人数が多いということで会場探しも課題だったが、Sさんの紹介で良いレストランに巡り合えたことに感謝申し上げます。
開催日:2024年6月24日(月)17~21時
場 所:新宿中村屋グランナ
出 席:10名
料 理:新宿中村屋シェフおすすめフルコース
テーマ:ギリシャワイン
ワイン:泡)山形県高畠町 高畠ワイナリー 嘉スパークリング
白)シガラスサントリーニ アシルティコ
赤)カリリーザ クシノマヴロ
本日は常連の10名で開催された。
最初は山形県高畠町の高畠ワイナリーの嘉スパークリングで乾杯。シャルドネ100%のすっきりした味はオードブルにもピッタリ。
恒例でKリーダーから本日のテーマのギリシャワインの説明を受けた。多くの人がこれまでギリシャワインを飲んだことがないと話していたら、中村屋のソムリエさえも同様ということでその珍しさに本日の期待が高まった。
ギリシャワインは、上図のとおり、紀元前4000年前にメソポタミアでブドウ栽培とワインつくりが始まり、ギリシャの都市文明の中で発達し、その後紀元前500年前頃までにイタリア、フランス、スペイン南部への植民地建設と共にブドウが持ち込まれてワイン造りが世界に広まった由。
このような話を聞くとギリシャワインは歴史があることを知り、土地柄もブドウ栽培に適しているので、きっと美味だろうと益々期待が膨らんだ。
オードブルの後、冷スープ、鮮魚(甘鯛)のポアレ、そしてメインが中村屋純印度式カリーと進む中で白辛口のシガラスサントリーニ アシルティコと赤中重口のカリリーザ クシノマヴロとどれも料理にピッタリ。やはりワインのルーツだけあると自分なりに納得して楽しんだ。
また、ギリシャでは「Symposia」というワインを楽しみながら哲学を語り合う社交行事があることも聞き、最後にはどうすればフォーカス・ワンが活性化できるかについて多くの方がそれぞれ持論(哲学)を披露されて楽しいだけでない、真面目で熱のこもった意見交換ができて大変有意義な会だった。今回はS氏のお力添えで会場での各種便宜も図っていただきました。感謝申し上げます。
バッカス・ワン第45回例会報告
開催日;2024年4月16日(火)18:00~20:30
場 所;東レ社員倶楽部(日本橋室町ビル1F)
出 席;16名
料 理;イタリアン
テーマ;イタリアヴェネト州のワイン
ワイン;スパークリング)ジャッラプロセッコスプマンテ
白)ボッラ ソアヴェクラシコ
赤)ヴァルポリチェラクラシコ
赤)アマロネデラヴァリポリチェラ
参加者16名が全員定刻より早く集まり、早々に会をスタートした。 恒例によりK幹事の本日のテーマの説明から始まった。ヴェネト州のワインはイタリア20州の中で毎年生産量topを維持しており、白、赤ともにイタリアを代表する産地の由。
まずは、スパークリングワインで乾杯。これは世界3大スパークリングワインの一つでフレッシュ、フルーティーでちょっと甘めだった。
イタリア料理と一緒に味わいながら懇談しているうちに2本目の白ワインが配られた。ちょうどその頃、イタリアで仕事の傍ら歌唱にも力を入れられたF氏のカンッオーネをBGM付きで堪能した後は、一挙に会も盛り上がった。
そんな折に誰からとなく、最後の2つの赤ワインについて同一産地で品種も同じなのに軽めと重めと味が違うというのはどうしてかという質問が飛び出し、幹事のK氏から説明を受けて皆納得したようなしないような・・・。 ワインと料理そして会話を楽しめれば良いという方々も。 そしてあっという間にお開きの時間になってしまい、余韻に浸りながら帰路に着いた方も多かった。 イタリア尽くしの一晩だった。
今回は、T氏のご尽力により東レ社員倶楽部で開催できました。御礼申し上げます。
(文責:岩﨑)
バッカス・ワン 第38回例会
(2023年2月10日 掲載)
バッカス・ワン第37回例会報告
開催日;2021年12月9日(木)16:30~18:45
場 所;鉄板焼 ダンテ 赤坂
出 席;11名
料 理;鉄板焼き(シーフッド と 牛ステーキ)
テーマ;牛ステーキに合うワイン
ワイン;白)ソアヴェ
白)シャブリ
赤)ボジョレー
赤)アルゼンチン産マルベック
メンバーのS様御用達の店をご紹介頂き、約2年振りに開催する例会となった。
コロナの為にほぼ蟄居生活を2年も強いられると流石にアクティブな皆さんはうずうずされていたようで
例会案内を出して数日のうちに10名近く反応され、紅一点Kさまを含め11名が集った。
当店は何とも雰囲気のある設えが魅力的な老舗の鉄板焼き店で、かつてマイケルジャクソンも当店で一夕楽しんだようだ。
みすじ通,一ツ木通り界隈は、皆さんが最も活躍されたその昔、料亭や高級クラブが軒を連ね夜な夜な多くの人が行き交っていたエリアであるが、今やすっかり様子が変わり、昔の面影がなく静かな街と化している。そんな中、この地で60年近く頑張っておられる女主人に敬服するのみである。あらゆる酒をこよなく愛され食通のS様の御蔭でワインの持ち込みを許して戴いたことに感謝である。
スープ、サラダに始まり、シーフッド、ステーキが供され、それに合わせた白、赤のワインは共に夫々タイプの異なる特徴あるワインを選んだが、違いが判って頂けたことと思う。ステーキに合わせる2種の赤のうち一つはボジョレーを選んでみた。日本では、ボジョレーと言えばヌボーに繋がり,丁度今年のヌボーが出たばかりのタイミングで2018年のボジョレーを味わった。3年熟成したワインで赤系の果実実と酸のバランスが良く、タンニンは控えめな軽めのボディーなのでどなたにも飲みやすい赤ではなかったでしょうか。
コロナの感染状況が予断を許さない中ではあるが、様子を見ながら次回開催出来るようにと念じたい。
文責;角谷
バッカス・ワン 第36回例会報告
開催日;2020年1月30日(木)17:00~20:00
場 所;新宿中村屋 レストラングランナ
出 席;11名
料 理;フレンチ
テーマ;「ワインの王様」ブルゴーニュワインを味わう
ワイン;泡)クレマンドブルゴーニュ
白)シャブリ ヴァイヨン 一級
白)ミュルソー
赤)シャンボールミュジニー
赤)サントネー 一級
ワイン会開催場所としてワインを持ち込めるレストランを探すのは容易ではない中、会員の四方様のご紹介、ご尽力により、昨年来新宿中村屋レストランに持ち込みが可能となり、個人的にも有難く利用させて頂いている。当レストランは実は日本ワインだけを扱い日本ワインの普及に努めるユニークなレストランで、全国から選りすぐったワインを楽しむことができる。
さて、今回は「ワインの王様」と言われるブルゴーニュワインに特化して5種のワインを味わった。個人的にはややお値段が高くなりがちなブルゴーニュを家庭で買い続けることは大変で、ワイン会でこそ皆さんと数種類のワインを分かち合うことが可能となる意味で楽しみにしていた。
今回も皆さんの話題は豊富で、料理とワインを味わいつつ次から次へと話題が展開し、あっという間の3時間であった。
次回は、4月14日(火)に開催することを決定した。
文責;角谷
バッカス・ワン 第35回例会報告
開催日;2019年11月28日(金)17:30~20:45
場 所;アンジェラ神楽坂
出 席;9名
料 理;イタリアン
テーマ;アンデス山脈から生まれるワイン
ワイン;白)チリ産シャルドネー
白)アルゼンチン産シャルドネー
赤)アルゼンチン産マルベック
赤)チリ産カベルネソーヴィニョン、
カルムネール、マルベック他のブレンド
当夜はT氏の80歳の誕生日に当たり、皆さんで傘寿のお祝いをした。日頃心身ともに鍛えておられるT氏の喜ばしいお姿を拝見していると健康であることが最上の喜びであると痛感した次第である。小職も健康維持に留意して、皆さんと共に美味しいワインをいつまでも飲み続けたいと願うばかりである。
さて、当夜は南米アンデス山脈の山麓のテロワール(土壌と気候)を反映しながらも、夫々に異なるチリとアルゼンチンのワインを味わってみた。チリは今や日本市場における輸入ワインのシェアーが量的にはNO.1を占める国であり、どこでも買えるワインとなっており、そのコスパの優位性から1000円前後でも美味いワインが見つかる。方や、アルゼンチンワインは30年位前までは全て国内消費され輸出余力がなかったが、90年代以降国内消費の低下傾向と共に輸出に注力を始めた点でチリとは正反対。最近少しずつ取り扱いが増えているが、まだまだ日本ではマイナーかも知れない。
当夜のワインは、白はすっきりした辛口のチリワインとよりリッチな味わいのアルゼンチンの差異ははっきりしていたと思う。一方、赤についてはいずれも黒みを帯びた果実味豊かなフルボディーという共通点があり、差を認めることは難しかったかも知れない。
新たに入会された金融界出身のY氏の参加と、病気療養中のため欠席されていたH氏が2年振りに参加され活発な論議が展開された。H氏がお元気な様子を見せて頂いたことは何よりである。弁舌爽やかで話題豊富なY氏の参加もあり、いつも賑やかな会話が弾む当例会を更に盛り上げて頂いたようで、余韻に浸りながら帰路に着いた方も多かったと感じる。
次回は、新年1月の28日(火)に開催することを決定した。
文責;角谷
バッカス・ワン 第34回例会報告
開催日;2019年9月13日(金)17:30~20:45
場 所;アンジェラ神楽坂
出 席;10名
料 理;イタリアン
テーマ;コスパが魅力的な南アのワインを探る
ワイン;泡)Leopards Leap
白)Ataraxia Chardonnay
赤)Elgin Vintners Pino Noir
赤)Napier Red Medallion
バッカス・ワンは場所の選定に多少苦労する。原則としてワインテーマを決め、これに合致するワインをショップで購入してレストランに持ち込むことにより、全体のコストを下げてそれなりに美味い食事とワインを楽しむことが出来れば望ましいと幹事は考えている。そこで、ワインを持ち込める店、それも出来れば持ち込み料無料又は一本当たり1000円以内と言う条件を満たしてくれる場所を設営することになる。
この点、会員のS様のご尽力により最近新宿の中村屋に持ち込みを許して戴けたことは大変有難く、今後年1回はお邪魔することにしたい。
今回のアンジェラは、幹事が数年前一度訪ねた店だが、この度思い出し選定した。正直なところ倒れそうな古い日本家屋を最低限の改装でレストランとして経営しており、多少心配ではあったが意外にも皆さんに喜んで頂きホットしている。食事の質、量は価格ともほぼ釣り合っており、サービス、グラス等問題はなかったので、こちらも年に一度は利用したい。アンジェラは神楽坂のど真ん中、神楽坂上交差点の直ぐ近くの路地の片隅にあり、この道20年のベテラン女性オーナーシェフが女性アシスタント一人と若い男性スタッフ二人を使って頑張っている店だ。オープンキチンと隣り合わせの一階の和室一部屋を借り切った。丁度10名だと全員が2グループに分かれることなく一つの話題で盛り上がり、今後先着10名で締めきったら如何かとの意見も出た。
今回のテーマは南アのワインとした。南アは通常新世界ワインと分類されるが、意外なことに17世紀半ばにすでにぶどう栽培、ワイン醸造が為され、歴史の有るワインカントリーでもあること余り知られていない。日本のワイン業界で南アが注目され出したのもごく最近だが、今や知る人はそのコスパの良さに気づいて急速に取り扱いが増えてきたようだ。あと3年ほどすればかなりポピュラーになるだろう。幹事は今回のワインはすべて神田で調達したが、F-1事務所の直ぐ近くの大手ワインショップは大変南アにも力を入れており、皆さんも一度覗かれることお勧めする。この店の定員は常時数名いるが、何をお探しですかと近寄ってくることはなく、聞けばちゃんと答えてくれるので気軽に店内をぶらぶら出来る。
話はそれたが、南アのワインは欧州系品種(シャルドネー、カベルネ、ピノノワール等)が中心、世界で最もワインの味にうるさいとされる英国を主要マーケットとして輸出しているので、技術と近代的設備に裏打ちされたワインの質は保証されている。加えてどこの国より人の健康と自然破壊に敏感なワイン造りの為の法規制も進んでいる。ワインの質の8割はぶどうが決めると言われているが、ぶどう栽培に適した気候と土壌に恵まれている事は言うまでもない。
と言う訳で、今回白(泡を含め)2種、赤2種を飲んでみた。白、赤ともに同レベルのフランスワインに比べ価格は2割程度安いと感じたが如何でしょう。毎回盛り上がってはいるワイン会だが、今回は一段と賑わったように感じる。イタリア通のFさんから、都心のどこよりも美味いイタリアンと誉め言葉があった。Fさんの美声にも耳を傾けているうち時間は3時間を過ぎ9時近くに終えた。
次回は11月28日(木)と決定した。某氏の80歳のお祝いも兼ねることとした。
(文責:角谷)
バッカス・ワン 第33回例会報告
開催日;2019年6月28日(金)18:00~20:30
場 所;商船三井赤坂倶楽部
出 席;13名
料 理;牛しゃぶしゃぶ会席
テーマ;牛しゃぶしゃぶに合うワインを探る
ワイン・日本酒;
獺祭大吟醸、
白)ラインガウ産リースリング(ドイツ)
赤)バーデン産ピノ・ノワール(ドイツ)、ジュリエナス産ボジョレー(フランス)
シミ カベルネソーヴィニョン(カリフォルニア、ソノマ)
の5種
賑やかな赤坂から徒歩10分も歩くと、都心とは思えない閑静で静寂な別な赤坂があった。商船三井OBの佐藤様のご尽力により、同社赤坂クラブの個室座敷を確保頂いた上に、ワインの持ち込みも目をつむって頂くこととなり大変コスパの高い会が実現した。
今回は、前回のすき焼きに続き黒毛和牛のしゃぶしゃぶを戴くことに。家庭で皆さんが楽しまれる和食の中で、時にはすき焼き、しゃぶしゃぶも楽しんでおられると思うが、そんな時日本酒、焼酎も良いが、ワインだったら何を選べば良いかのヒントになればと、今回は大吟醸、白ワイン1種と3種類の赤を準備した。
獺祭で乾杯をと考えていた幹事は、いきなり店からビール一杯を皆さんにサービス出来るとの声を掛けられるや二つ返事でOK、ビールでの乾杯となった。其のあと、刺身他の前菜に合わせ、獺祭、白ワインと続く。獺祭はコメの香りと味わいも残しながら雑味のないすっきりとした純米大吟醸造。ドイツのリースリングとの比較で味わうと面白い。昨今高齢化と人口減による国内市場をあてにすることは適わず、アジア、欧米への輸出に取り組む日本酒メーカーが多く、海外で好まれる吟醸、大吟醸造りに力を入れている。
見事な和牛しゃぶしゃぶには赤3種類準備した。が、予定通りと言うか、3種の赤の中で殆どの皆さんがソノマのシミ(SIMI)ワインが上手いと評価された。私事ではあるが、20年ほど前シンガポール駐在中に週末のゴルフの度プレー後のランチと一緒に楽しんだワインで懐かしく、又お店のワインリストを見て極めて良心的な値付けに惹かれ飛びついた次第である。因みにこのワイン、ワインショップでは3000円位である。
ドイツの赤ピノ・ノワールは昨今かなり品質向上してきたと一般的に評価が為されているが、当夜のピノは今一であった。私の選択ミスであり、ドイツ赤ワインはこの程度だと認識されないようお願いしたい。
次回は9月13日(金)を予定。
文責;角谷
バッカス・ワン 第32回例会報告
開催日;2019年4月16日(火)17:30~20:30
場 所;代々木倶楽部
出 席;13名
料 理;すき焼き会席
テーマ;すき焼きに合うワインを探る
ワイン・日本酒;
ロゼのスパークリング(南ア産)、
甲州(シャトー勝沼)、
達磨正宗熟成3年古酒、
ウルトレイア(スペイン・ビエルゾ)、
キャブ・シラー(カリフォルニア)、
マルベック(アルゼンチン)
の6種
日鉄OBの西川様のご尽力により、代々木の住宅街に佇む代々木倶楽部を5年ぶりに訪れた。未だ明るい日差しが残る中、庭のグリーンが鮮やかであった。美味しい黒毛和牛をリーズナブルな価格で提供頂ける場所として、我が会員の中には現役時代からこちらで飲食された方も2,3名おられるようだ。
松村会長のご挨拶と乾杯の発声により宴は5時半過ぎにスタートした。
当夜は、すき焼きを主菜とする会席料理で、どんなワインがすき焼きに合うのかを探るというテーマとした。
当会には珍しいロゼのスパークリングに始まり、山梨県勝沼産の甲州、岐阜の老舗の蔵元から日本酒の古酒、そして3種類の赤を用意した。やや軽めのスペインの赤は地場品種メンシアで造られたワイン、そしてカリフォルニアセントラルヴァレーのカベルネ・シラーのブレンド、最後はアルゼンチンで最も飲まれるマルベックのフルボディー赤である。日本酒の古酒は最近注目され始めたようで、当夜の3年古酒は、すき焼きや中華などやや脂っこい料理には良く合いそうだ。
中盤では、今回初参加された後呂氏に自己紹介頂いた。ドイツに駐在されフランケンワインを大いに飲まれ普及にもご活躍された話を伺うことができ、フランケンのワインは同氏の出身会社が大変力を入れられたという興味深いお話であった。
いつも通り、酒が進むにつれ大いに盛り上がり、13名で12本のボトルを消化したこと、当然かもしれないがお肉を追加したことから毎度ながら会員の健啖家ぶりには驚いてしまう。最後は、Fさんの高らかな美声に酔いながら終了。次回は6月28日(金)を予定。
文責;角谷
バッカス・ワン 第31回例会報告
開催日;2019年2月1日(金)17:30~20:30
場 所;レストラン 銀座オザミ
出 席;14名(うちゲスト1名)
料 理;フレンチ
テーマ;フレンチとフランスの代表的銘醸地ワインのペアリング
銀座のビストロっぽいフレンチレストラン オザミにゲスト1名を含め14名集まった。数日前時点で16名の参加申し込みを戴いていたが、時節柄風邪などで体調を壊された欠席者が2名となった。その後順調に全快されたことを祈ります。
最近流行の食事とワインのペアリング(ボトルワインを注文せず、コースの料理ごとにそれに合ったワインを店にお任せして数種のワインを楽しむスタイル)を皆さんにも経験して頂こうと、オザミにお願いした。なお、更に口の肥えておられる我が会員諸氏は、最近ただのワインでは納得されず何か付加価値がないと満足されない方々なので、数種のワイン全てフランスの代表的銘醸地のものであることと店に注文を付けておいたところ、見事に反映して頂き感謝すると共にさすが~と感じ入った。
そのワインとは、
・シャンパン
・サンセール(ロワール河上流地区)の自然派白ワイン
・シャサーニュモンラシェ 白(ブルゴーニュ、ボーヌ地方)
・サンテミリオン グランクリュ赤(ボルドー、サンテミリオン地区)
・モレ・サン・ドニ 1級の赤(ブルゴーニュ、コート・ド・ニュイ地区)
・モンバジャック 貴腐(南西地方)
スープ、魚、肉料理の夫々に合わせた数種のワインを一回の食事と共に楽しめるのは、ワイン会の御蔭であり、一人、二人で飲むとこうは行かない。集まって頂く皆さんに感謝である。
さて、当夜は第31回目の節目の例会として、F-1の立ち上げに尽力され、ワイン会の名づけ親でもあられる田中氏にご挨拶頂いた。楽しい人たちと楽しく味わう酒ほど美味いものはない、更に回数をこなし、100回を目指そうというお話であった。常に高みを目指しておられる田中さんならではのスピーチであるが、こちらが先にくたばりそうである。
久しぶりにワインに関する問題を皆さんに回答頂き得点上位者3名にフランスワインをお持ち帰り頂いた。
僭越ながら、難問ではないが決して簡単でもない問題2,3を含む7問20点満点で17点、16点を取られた方はかなりレベルが高いと言える。当会員のワインに関する知識は磨きがかかってきたようだ。
今後益々共に勉強して、よりレベルの高いワインを飲んで楽しく一夕を過ごせればと思う次第である。
次回は、4月16日(火)に決定、皆さんの予定表にUpしておいて頂けると幸いである。
〈文責;角谷〉
バッカス・ワン 第30回例会報告
開催日;2018年12月17日(月)17:30~20:30
場 所;レストラン 響 丸の内店
出 席;12名
料 理;和食
テーマ;シチリアのワイン
レストラン響丸の内店に12名集まった。
今回のテーマは、イタリアシチリアのワイン。シチリアは周囲を海に囲まれ、まさに日本同様海の幸が豊富であり、当然ながら海の幸に合うワインが2000年以上前から造られてきた。イタリア全20州の中で常に生産量トップスリーの一角を占めている。
シチリアでは40種類の地場品種のぶどうからワインが造られて来たが、本日は6種類の異なる品種を味わってみた。日本では、シチリアワインをどこでも買い求められるという状況にはなく広く知られているワインではないが、数多ある品種の中で、白はカリカンテとカタラット、赤はネロダボーラと言う3種だけでも記憶にとどめていれば大丈夫である。白2種なら2000円前後で、赤のネロダボーラなら3000円前後で買い求めることができる。
当夜も、政治、経済、男とは・・・など豊富な話題が次々と展開し、あっという間の3時間であった。
来年以降のワイン会は、飲み会か、ワイン研究会かと言った話題でも盛り上がったが、幹事としては「ワインを楽しむ会」として皆さんとわいわいがやがや従来通り続けて行ければ宜しいのではないかと思う次第である。
次回は、2月1日(金)で決定、皆さんの予定表にUpしておいて頂けると幸いである。
〈文責;角谷〉
バッカス・ワン 第29回例会報告
開催日;2018年10月2日(火)18:15~20:45
場 所;レストラン ラ・コリンヌ@アグネスホテル東京
出席者;13名
テーマ;米・オレゴン州のワイン
料 理;フレンチ
神楽坂の隠家、アグネスホテル内のレストランに13名が集まった。
今回のテーマは、カリフォルニアワインの余りにデカいブランドと存在に隠れるように小さく、慎ましく存在する
言わば田舎者オレゴン州のワインを選んだ。出席者の中にも2,3名アメリカに詳しい方がおられたが、
「オレゴン州はわかるがオレゴンのワインって聞いたことがない」、「その昔飲んだことはあるが・・・」と言ったように殆どの皆さんはご存知なかったようだ。私自身も詳しいわけでなく、この3~4年大いに話題になるので2,3度トライのつもりで買って飲んだ程度であるが、何故かお値段が高く店頭にない店も多いので、一度じっくり飲んでみようと本日のテーマとなった次第である。ワイン会のメリットいろいろあるが、普段一人では飲めない値段の高めのワイン、探すのに苦労するワインを皆さんとシェアーできることだ。ただ、矢張りというか、実は手当てするのに苦労した。日頃お付き合いしているネット店舗や実店舗数軒に、こちらが指定した5種類のワインを確保できるかコンタクトし、ようやく大阪の小さいがカリフォルニア、オレゴン、ニュウージーランドを中心に扱っているワインショップWassysで買うことができた。
さて、オレゴンは未だ60年の歴史しかなく注目されだしたのは10年ほど前からと言って過言ではない。しかし、ブルゴーニュから有力生産者がこの地を求めて畑を拓いたパイオニアーに続いた生産者は悉くカリフォルニア大学で栽培・醸造を学んで来た人たちだけに基礎ができており、それにパッションが加わって機械を使用せず手仕事を丹精込めてやり遂げてできるワインはレベルが高いと思う。
今回、ワインはピノノワール、シャルドネー、ピノグリと言ったブルゴーニュタイプで、冷涼なオレゴンの気候と風土にぴったりの品種を味わうことができた。ピノは方や5000円、方や2800円、さてこの価格差を皆さんはどのように評価されたのでしょうか。ピノを飲み終えた頃には、皆さんほろ酔い加減であった。
次回は、12月17日(月)で決定、皆さんの予定表にUpしておいて頂けると幸いである。
〈文責;角谷〉
バッカス・ワン 第28回例会報告
開催日;2018年7月13日(金)17:30~20:30
場 所;レストラン イルテアトロ@ホテル椿山荘
出 席;12名
テーマ;北ローヌワイン
ワイン;白 クローズ・エルミタージュ マルサンヌ100%
コンドリユウー ヴィオニエ100%
赤 コート・ヂュ・ローヌ グルナッシュ60/シラー40%
クローズ・エルミタージュ シラー100%
毎々述べているが、この例会は大変愉快で楽しいと繰り返して来た。当夜も実に話題豊富で盛り上がったとお伝えしよう。今回、新たな会員として伊藤様を迎えた。相当ワインがお好きで豪快であるとお見受けした。
久しぶりに椿山荘のメインダイニングであるイルテアトロの個室をお借りした上に、ずうずうしくもワインを持ち込み、持ち込み料も無料にして頂いた上、食事とワインを実にタイムリーにかつ丁寧にサーブ頂ける心地良さ、快適さは他にない。偏に会員O様のお陰である。
さて、今回は一般的に普段親しみが薄いと思われるローヌ地方北部地区のワインに絞って皆さんと味わうこととした。日本のマーケットではフランスといえばボルドー、ブルゴーニュは何方でも身近でよく飲む機会に接しておられる。為に、ワインショップも品揃えからこれらを外すことありえない。だが、ローヌワイン取分け北部地区ワインを求めるに際し、幹事は通販も含め数軒のショップに当ったが、そこで判明した事は、北部のワインは日本で馴染みが少なく、置いても売れ難くショップにとっては置き辛いと言う事であった。確かに、白のコンドリユウ、赤のコートロティー、エルミタージュ等銘醸地のワインは現地のワイナリーの売値でも5000円~2万円という価格帯に多く、2000円程度のワインは殆ど探し難い。何故、高いのか考えてみた。畑が殆どすべてローヌ河沿いの急斜面にあって、畑作業は極めて多くの人海戦術が必要となること、手摘み収穫であること、有機農法やビオ農法など一切農機具を使用せず昔ながらの馬を使ったりと、如何にぶどうを自然に健康的に栽培するかにかける手間は想像を絶するものがある。醸造もしかりだ。つまりコストを惜しまない、その代わり必要な価格を求めるというスローフードに拘りをみせる。
今回の白はいずれも香り、アタック(口にした時の第一印象)共に強く、リッチな酸と果実味を感じ、外観からもそれが見てとれるワインだ。赤はローヌの特徴を反映した
黒ぶどうシラーの力強さ、果実味、タンニン、スパイシーさが味わえるフルボディーな赤である。皆さんの口にあったかどうか。
当夜はH様の誕生日前夜ということで、ホテルからお祝いの意を込め、イタリア南部で食後に良く飲まれるレモンチェロの差し入れがあり大いに楽しんだ。口当たりが実に爽やかでぐいぐい飲めるため、帰宅時にほろ酔い加減に陥った方も居ただろう。アルコール度は38度と極めて高いのだから。
次回は10月2日(火)、次々回は12月17(月)と決定し散会した。
(文責;角谷)
バッカス・ワン 第27回例会報告
開催日;2018年5月16日(水)17:30~20:30
場 所;レストラン グランナ@新宿中村屋
出 席;9名
テーマ;フレンチと日本ワイン
ワイン;泡 嘉スパークリング 高畠ワイナリー(山形)
白 鶴沼ゲヴルツトラミネー 北海道ワイン(北海道)
甲州グリ・ド・グリ メルシャン(山梨)
赤 ミュゼ・ヂュ・ヴァンメルロー アルプス(塩尻)
遅摘みマスカットベリーA 朝日町ワイン(山形)
新宿中村屋と言えば誰もが知る名店。カレー、肉まん等若い時代によく食したという方々も多いと思うそんな中村屋のレストラン グランナでフレンチと日本ワインを味わう事ができた。ゲストを含め9名、10名用個室にピッタリはまって談論風発、いつも通りの賑やかな宴会となった。
F-Oneの会員でありかつて30年にわたり中村屋に勤務された四方様の参加を得て、パン屋から始まった中村屋の歴史を紐解いて戴きながら、何故フレンチのお店で日本ワインしかオンリストしないか解説を戴いた。要は、本来ワインは地産地消であるべきという世界の常識に沿って、日本で味わってもらう食事に日本のワイン合わせるという確たる方針のもとに、ソムリエが3年間かけて全国を廻って良しとするワインを揃えたというお話に私個人は納得できた。
当日のワインの良し悪しは人それぞれであるが、美味しかったと感じたワインをもう一度買って家で飲んでみて戴けると新たな発見があろう。特に、個人的には甲州グリドグリは、最近めっきり世界でも注目され出した所謂「オレンジワイン」で、何か薬でも飲んでいるのかと錯覚された方もおられるであろう複雑な旨みを感じるワインで、出汁や薬味を使用する和食によく合うワインでもある。すべて美味かったと感じなくとも、日本ワインも結構出来栄えが良くなったと感じられたとすれば、今後意識して日本ワインを求めて戴けることお勧めしたい。当夜のワインは、いずれもワインショップで手軽な価格でもとめることのできるワインである。
さて、当夜四方様は「バッカス・ワンに入会したい」と希望され、会員となって戴いた。
次回は、7月13日(金)開催となる。
文責:角谷
バッカス・ワン 第26回例会報告
開催日;2018年2月26日(月)17:30~20:30
場 所;レストラン パパミラーノ サピアタワー店
出 席;16名
テーマ;ヴァリューワイン
ワイン;泡 カヴァ
白 シャルドネー(チリ レイダヴァレー)
ソヴィニョン・ブラン(NZ マールボロー)
赤 シュペートヴルグンダー(=ピノノワール ドイツ・ファルツ州)
テンプラニージョ(スペイン ヴァルデペーニャス)
カベルネソーヴィニョン75%のボルドーブレンド(ナパ)
ゲストを含め当夜の出席者は16名と久しぶりの大人数となった。最近10名程度で開催することが多いが、会全体は大いに盛り上がる。12名を超えるとテーブルが別れてしまい、どうしても会話が分断される。
ワインは計13本と、やや大目かなと心配したが、全て空いてしまった。今回のテーマはヴァリューワイン、ただ安いだけのワインでなく、最後のナパのフランシスカンのワインの様に、価格は5,000円と決して安くはないが、内容的には十分1万円以上クラスのワインと評価されるようなワイン6種を準備した。ドイツのピノノワールは精彩を欠いていた。ドイツワインは難しいと感じる。スペインのテンプラニージョは価格の割りに美味いと想う。やはりヴァリューワインだ。
文責:角谷
バッカス・ワン 第25回例会報告
開催日;2017年12月19日(金)18:00~21:00
場 所;レストラン ラ・コリンヌ@アグネスホテル東京
出 席;8名
テーマ;ニュージーランドワイン
ワイン;
白 シャルドネー(ホークス・ベイ)
ソヴィニョン・ブラン
(マールボロー、マーティンボロー)
赤 ピノノワール
(マーティンボロー、セントラル・オタゴ)
シラー(ホークス・ベイ)
ゲストを含め当夜の出席者は8名。ワインは6本が少なすぎず、多すぎずという本数のため通常の例会とやや趣向を変え、白、赤夫々3種、計6本、異なる産地のワインを揃え飲み比べる事とした。
どうやら、ニュージーランドワインは皆さん余り飲む機会がなく馴染みが薄かったようで、フレッシュな経験をされたように伺えた。ニュージーランドと言えば、若飲みのフレッシュ、フルーティーでお手ごろ価格で購入できるコスパの優れたワインとして近年評価が俄然高まっている。とりわけ、白は南島のマールボロー産のソーヴィニョンブランに皆さんの評価が高かった様に伺えた。赤はやはり南島のセントラルオタゴ産のピノノワールの世界的評価が高い。この2種を知れば十分である。
8名で一つのテーブルを囲むと、両端の方が一つの話題に参加でき非常に盛り上がるのだが、当夜はまさに最高に盛り上がり、途中でレストラン側からもう少し声を抑えて頂けますかと注文が付くほど楽しい一夜であったと思う。
次回は第26回、2月26日(月)に開催することとなった。
(文責;角谷)
バッカス・ワン 第24回例会報告
開催日;2017年10月12日(木)17:30~20:30
場 所;レストラン フィッシュバンク東京@汐留
出 席;12名(4名のゲストを含む)
ワインテーマ;ソノマワイン
ワイン;泡 Domaine Carnelos
白 Shugソーヴィニオン・ブラン
Kundeシャルドネー
赤 Sebastianiピノノワール
Segesioジンファンデル
今回は、初めて汐留のフレンチレストランを選んだ。ボトル持ち込み料が無料というインセンティブがあったが、一方で最低金額保障10万円という条件が付いた。つまり最低11名の参加者を集める必要があり、ギリギリまでキャンセルが出ないか気を揉んだ。
このため、4名のゲストの皆さんに声を掛けお招きする事になったが、いずれの皆様も場に打ち解け会話を弾ませておられた。偏にワインのお陰、つまりワイン愛好家は初対面の方ともすぐに打ち解けるコミュニケーション力があるという事だろう。
予め用意した当方のワインリストに合うメニューをレストランが工夫してくれたこともあり、料理とワインの調和は取れていたと思う。個人的にはSeghesioのジンファンデルを是非飲んでみたいと選んだところ、今が旬の蝦夷鹿を合わせたら如何かとの提案がありお願いしたが、幸いにして多くの皆さんが蝦夷鹿を楽しみにされていたようでほっとした。
回を重ねることで見えてきた事は、皆さんはどちらかと言えば白より赤を好む方が多いこと、白はフルーティーであると、ドライではなく甘口と誤解され、ドライであっても甘味を感じるワインは評判が宜しく無い事だ。フルーティーでありながらボディーのある肉厚なワインを選ぶと如何なる声が出るのか次回以降に試してみたい。
ところで、今回のテーマを「ソノマワイン」としたのは、ソノマと言う産地が西は大西洋、東はマヤカマス山脈、南はサンパブロ湾に囲まれ、冷涼な地と温暖な地が複雑に絡んで多彩なワインを産む産地で、フランスのブルゴーニュやシャンパーニュに匹敵する高級ワインの産地としての気候・地勢・土壌条件を備え近年注目されているからだ。つまり、品種で言えばブルゴーニュ品種であるシャルドネーとピノノワールであるが、一部の比較的暖かい地区ではジンファンデルも注目されている。ソノマ南部のCarneros地区はシャンパン方式によるレベルの高いスパークリングの産地でもある。
そんなソノマに、10月8日(日)山火事が飛び火して下界であるソノマの中心的な街Santa Rosaが壊滅的な被害を蒙っており、1週間経っても山火事は消えることなくむしろ広がり、先が見通せない悲惨な状況にあると聞き心が痛む思いだ。Santa Rosaの街はもとより取り巻く周辺一帯は、風光明媚なぶどう畑とワイナリーが延々と続き素晴らしい景観が人を魅了する観光資源でもある。今後が心配だ。
次回例会は12月19日(火)となる。
文責;角谷
バッカス・ワン 第23回例会報告
開催日;2017年08月08日(火)17:30~20:30
場 所;レストラン響 丸の内店
出 席;11名
テーマ;日本ワインと和食
ワイン;白 勝沼醸造 イセハラ2015甲州
高畠ワイン ゾディアック2015シャルドネー
赤 シャトー酒折 マスカット・ベイリー・A
シャトーメルシャン 椀子ビンヤードメルロー
カリフォルニアセントラルコースト キャンドーメルロー
直前の数日にわたる猛暑にも拘わらず元気なシニアーが11名集った。今回も、11名で10本のワインを空けてしまうほど元気な皆さんだから、猛暑がどこかに吹っ飛んだ如く食事・ワインと会話を楽しんだ。
今回のテーマは「日本ワイン」、つまり日本で栽培されたぶどうを使用して日本で醸造されると定義されるワインの中から、海外にも輸出され好評なワインを白、赤各2種選んだ。個人的にはイセハラ甲州は結構上手いと感じたし、また、メルシャンのメルローも十分カリフォルニア産メルローと対抗できると感じた。願わくばもう少し安くならないかと感じたのは私だけでもないだろう。日本ワインの今後の課題であろう。
因みに、日本ワインはロンドン、パリ、NY、シンガポールなど世界のメトロポリタンにある和食レストランやJAL、ANA国際線でもビジネスやファーストクラスでは取り扱われるようになった。日本で開催されるサミットのレセプションでも、日本ワインが日本酒とともに供されている。5年以内に急速に進化し、評価され出したのは間違いなく、今後の更なる進化が楽しみだ。
次回第24回及び第25回例会の日程が前回の例会で決定されており、以下の通りご承知おき願います。
第24回;10月12日(木)
第25回;12月19日(火)
文責:角谷
バッカス・ワン 第22回例会報告
開催日;2017年06月08日(木)18:00~20:30
場 所;レストラン 遠藤利三郎商店@神泉
出 席;12名
ワイン;白 ミュラーツルガウ(伊 トレンティーノアルトアディジェ州)
ソーヴィニョンブラン/セミヨンブレンド(米 ワシントン州)
赤 ピノノワール(米 カリフォルニア・カーネーロス)
サンジョベーゼ/メルロー(伊 トスカナ州)
梅雨入り宣言直後の快晴微風の中、渋谷区神泉駅に程近い裏通りに4~5年前に新設されたワインバーレストラン遠藤利三郎商店に12名が集まった。店名のイメージからは程遠いモダンな設えの小さな店は、一人でも、二人でも気軽に入ってワインを飲むだけでも気持ち良く受け入れてくれるお薦めの店だ。オーナー遠藤誠氏は、日本で恐らくトップクラスのワイン通であり、芸術・文学にも詳しいインテリだ。ワイン文化を日本に広く深く浸透させようとワインバーレストランを経営する傍ら、ワインセミナー講師など務め日本ワインの普及と振興にも活躍されている。
今回は、ビストロ風オリジナルフレンチ料理と、前記白、赤計4種のワインを楽しんだ。
ワインは当日店の膨大なワインリストの中から選択した。12名で9本のワインが消費された。通常準備するより若干少なめではあるが、皆さん良く飲み、良く喋る、だから食べる・・・。健康な証である。さて、お口に合ったでしょうか?
次回以降の例会開催日を以下の通り確認した。
第23回 8月8日(火)
第24回 10月12日(木)
第25回 12月19日(火)
文責;角谷
バッカス・ワン 第21回 例会報告
開催日;2017年04月06日(木)18:00~20:30
場 所;レストラン ラ・コリンヌ@アグネスホテル東京
出 席;11名
テーマ;ブルゴーニュワイン
ワイン;泡 クレマン・ド・ブルゴーニュ2013 (ボーヌ)
白 シャブリ・プリュミエクリュ2014(シャブリ)
サヴィーニ・レ・ボーヌ2014
(コート・ド・ボーヌ)
赤 モルゴン2014(ボジョレー)
フィサン2012(コート・ド・ニュイ)
快晴、桜満開の折から近くの千鳥ヶ淵、外濠公園などで桜見を済ませて神楽坂に集まって戴いた皆さん、お疲れ様でした。
当初12名の予定に対して10本のワインを準備していたところ、1週間前に1名欠員届けあり、11名で10本はいかにも多すぎるかなと懸念してはいたのですが、平均年齢70代前半とお若い皆さんの飲みっぷりは圧巻でした。勿論、飲みきっていました。
第21回目となる今回、初めてワインの聖地ともされるブルゴーニュのワインを取り上げました。フランスワインは日本では割高、かつ飲むなら安い(例えば3000円以下)ブルゴーニュは意味がないとも評されることから、当例会で取り上げる事は避けて来ました。しかし、やはり避けて通れないワインでもあります。従って、上記リストに挙げた通りブルゴーニュの代表的な産地のワインを揃えることとしましたが、楽しんで頂けたでしょうか?
途中で、S様からブラインドテストを試みようとの提案があり、白と赤がブラインドで飲んだ時区別出きるか否かを試みるものですが、Hさん、Nさんのお二人にチャレンジ頂きましたが、当会の常連のお二人が間違う筈はありませんでした。
私ごとながら、若い時は予算が許さなかったのでブルゴーニュの高級ワインは家で買って飲むと言う事はありませんでしたが、最近つくづく感じる事は、やはり高いワインは美味いし満足感と余韻に浸れる、本当に美味いワインは高い値段を要求されると言う事を感じるこの頃です。勿論、高いもの全て美味い訳ではありませんし、安いワインが全てダメでもありませんが。今後も、ワイン会で皆さんといろいろレベルの高いワインを飲み続けて行きたいと念じます。 文責;角谷
バッカス・ワン 第20回 例会報告
開催日;2017年01月23日(金)17:30~20:30
場 所;レストラン イル・テアトロ
出 席;9名
テーマ;重要品種の飲み比べ
ワイン;泡 グラハムベックブリュット(南ア)
白 シャルドネー100%2種
・シャブリ プリュミエクリュヴァイヨン2014(フランス、シャブリ)
・ベリンジャー ナパ シャルドネー2014(アメリカ、ナパ)
赤 カベルネ80%、メルローブレンド2種
・リューウインエステート カベルネ・メルロー2012(豪州マーガレットリバー)
・セバスティアーニカベルネ2014(アメリカ、ソノマ)
当日は、直前に3名の欠席者があり9名の出席となった。
まず、バッカス・ワン会員でもあった大熊事務局長のご逝去の報に接し、黙とうを捧げご冥福を祈った。
次に、今回新たなメンバーとして参加された坂本氏より自己紹介を戴いた。
会を始めるにあたり、幹事より約30分のミニワインセミナーと題して、ぶどうやワインに関する基本的な知識を整理し、日頃のワイン生活のヒントとなる話題を提供した。
今回のテーマは「重要品種飲み比べ」として、シャルドネーとカベルネソーヴィニョンの2種を取り上げ、テロワールの違いにより同じ品種でも如何に異なるワインが生まれるかを体験することとした。ワイン用ブドウ品種が世界で1000種類有る中で、重要品種とされる中でも主要な上記2種につぃて其々異なるテロワールからワインを選んだ。
言うまでもなくワインは食事と一緒に楽しむもの、その点で今回はマグロのカルパッチオから始まり、トマトソースのパスタ、リゾット、牛肉と少量ながら多彩なメニューと
ワインが上手くペアリングしていたのではないかと思う次第です。
最後に、今後の例会のスケジュールについて前広に決定しようという趣旨から、次回、次次回の日程を其々4月6日(木)、6月8日(木)に決定した。また、キャンセルポリシーを一部見直し、今回キャンセルされた3名の方に適用することとした。
文責 角谷
バッカス・ワン 第19回 例会報告
日時;2016年11月14日 17:30~20:30
場所;響 丸の内店
テーマ;オーストラリアワイン(以下OZワイン)
食事;和食
出席;10名
東京駅駅近の響レストランにて例会を開催した。出席者は、ゲスト2名を含め10名。
今回のテーマはOZワインとし、同国における重要産地の重要品種を揃えた。
私自身これまで余りOZワインを購入しておらず、整理もしていなかったが、最近、OZワインはコスパがよくかつ産地を選べば優秀で素晴らしいワインが多くあると世界的に評価されていることを知り、それではと今回のテーマに取り上げた。しかし、私が思っているほど日本ではまだまだ知れていない、ポピュラーではないと言う事が、ワインを選ぶ過程で分かった。インポーターやワインショップでの扱いが極めて限定的で手当てするのに多少苦労し時間がかかった。因みに国別輸入ワインランキングでOZは6位、結構上位かと思うがシェアーは何と4%でしかない。15年程前、私はシンガポールに駐在した頃街のワインショップを頻繁に覗いていたが、当時すでにOZワインは取り扱いの3割程度を占めていたと記憶しており、今日更に増加しているものと推察するが、これは地理的に両国が近いということが背景にあるのだろう。この点OZは日本にとってやはり未だ遠い国なのかも知れない。TPPが予定通り動き出せば、大衆的なOZワインの輸入量は増えるだろう。チリとのEPA締結後そうであった様に。
今回のワインの目玉の一つはShiraz(フランスではSyrah)。深みのある濃いルビー色をし、凝縮感のあるカシス、ブラックベリーなど黒系果実味が豊かで酸もしっかり感じ柔らかなタンニンとのバランスがとれたワインであった。一方、リースリングは個人的には美味いと感じなかったが。
さて、次回は記念すべき第20回の例会となる。少し、企画を練ってみようかと思う。皆さんの要望あれば是非お聞かせ下さい。
文責 角谷
バッカス・ワン 第18回 例会報告
開催日;2016年09月02日(金)17:30~20:30
場 所;新宿 郷土料理くらわんか
出 席;8名
テーマ;フランス・ロワール渓谷のワイン
ワイン;泡 クレマン・ド・ロワール、
白 2種(ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ、サブニエール)
赤 2種(サンセール赤、シノン赤) 計5種類
新宿駅前にある郷土料理の店「くらわんか」において、三陸地方料理を味わいながらロワール渓谷のワインを楽しんだ。
日本では、フランスワインと言えばどうしてもブルゴーニュやボルドーと言ったメイジャーな産地のワインが好まれ、ロワールはそれほどポピュラーではないようだ。残暑厳しいおりから爽やかな軽めのワインを選ぶという事でロワールを選んだ。
ロワール川は、パリの眞南からオルレアンに向け南北に流れ、そこから左折しツール等の中都市を経由して大西洋に流れる全長1000Kmに及ぶ大河である。ぶどう産地はロワール川とその支流に沿う形でほぼ全域に満遍なく存在しているが、大きく分類すると4地区となり、ナンテ、アンジュ・ソミュール、ツーレーヌ、そしてサントル・ニベルネの4地区である。
今回のワインは、其々の地区から代表的なワインを5種選んでみたが、いずれも日本料理に合うと思う。
8名と参加者は少なめであったが、少ない故に全員で会話を交わすことができるため話題につきない談笑が続き、8時半過ぎお開きとした。
文責 角谷
第17回ワイン同好会(2016年6月15日)
6月15日(水)17時半より銀座のレストランオザミ本店で開催、ゲスト2名を含む12名が参加、毎回其々に盛り上がっているが今回も盛会のうちに終了した。
これまでの例会と少し趣向を変え、レストラン2階席を借り切って料理とワインを一切店にお任せするスタイルをトライしてみた。場所は銀座2丁目、どちらかと言えば下町の風情が漂う飲食店が隣り合うオザミ本店は外から見ればビストロ風。2階席はさらにその雰囲気が漂い皆さん満足気であった。
サーモンのコンフィ、軟らかく煮込んだ佐賀肉を含む軽めのコース料理5種に合わせた白、赤のワインがサーブされた。ムニエ95%のシャンパンはシャープではなく柔らかい味わい、後に続くシャルドネー、モルゴン(ボジョレー地方)のガメイの鮮やかな赤、クローズエルミタージュ(北ローヌ地方)のシラー・グルナッシュの重めの赤は当然ながら其々の料理にマッチしており食事と共に美味しく味わう事ができた。本日のワインはいずれも最近富に注目を浴び始めている「自然派」の造り手によるワインで、難しい話はさておき、添加物(亜硫酸)等化学薬品の使用を抑えた或いは一切使用していないワインの追求が盛んになってきたというフランスの傾向についても少しでも学ぶ場となったと思う。3年17回に及ぶが、例会を重ねるごとに皆さんの知識欲も高まり、一層議論が活発になって居るように感じる次第である。
今回初参加となった会員の藤沼哲郎さんから自己紹介があった。ロンドン、ミラノに長らく駐在された経験もあり、イタリア、フランスを中心としたワインの知識・経験が豊富であるとお見受けする。更に何と言ってもオペラの声楽を学び今も現役でおられる由、早速オペラアリアから歌を聞かせて頂き、場を一層盛り上げて頂いた。今後ますますバッカス・ワンの例会が盛り上がりそうである。
次回の開催日は未定であるが、楽しみだ。
(文責 角谷)
第16回ワイン同好会(2016年4月1日)
日時;4月1日 17時半~20時半
場所;イール・ド・パッション四谷
テーマ;スペインワイン
料理;フレンチ
桜満開の四谷でのワイン会例会は、桜こそぴったりながら気候が少し予想をはずれ
肌寒さを感じる日となりました。ある意味で日取りが悪く(幹事の反省)、出席できない方が多く、参加者7名の例会となりました。しかしながら、少数で有る為か、いつになく話題が多彩かつ豊富で活発な例会となりました。
スペインワインは、未だ日本でポピュラーとは言えない知る人ぞ知るワインの一つかなと認識したのは、ワインの調達にあたり意外と苦労した点にあります。スペインは全土で多種多様なワインが造られる中で、今回はこれだけは覚えて頂きたいと言う産地のワインを5品種選んでみました。泡のCava、白はガリシアと地中海に面したカタルーニャの白2種の飲み比べ、赤はリオハとプリオラートと言う異なる二つの銘醸地の2種、計5種類のワインを楽しんで戴けたと思います。
ワインを頂きながら、ワイン文化と日本酒文化、日本とラテンの飲食文化と習慣の違い、
東京でのワインの価格、ショップでの品ぞろえなど皆さんの日頃感じるところを余すところなくぶつけ合う実に楽しく、有益な情報交換の場ともなりました。日本酒を飲む席ではこんな会話にならず、ひたすら酒を飲むだけというのが一致した認識でした。
(文責 角谷)
第15回ワイン同好会(2016年2月3日)
日時;2月3日(水) 17時30分開宴
場所;新世界菜館 千代田区神田神保町2-2 新世界ビル
テーマ;中華とワインのマリアージュ
参加者数;13名
第15回バッカス・ワン例会は上記のように中華料理とワインのマリアージュというテーマで開催されました。
開催場所は、昨年6月開催の第12回例会と同じ新世界菜館 (神田神保町)が選ばれました。
ワインは白が3、赤が2の合計5銘柄が使用されました。いつものように、角谷さんからワインリストが配布されましたが、ワインの説明内容は的確でワインの知識を深め、堪能度を上げる上で大変参考となりました。それにしても色調を帯びたワインを味わうのは私にとって初めての経験で、今さらながらワインの奥深さを痛感した次第であります。
料理はデザート1品を含め、7品出されました。上海蟹は、今シーズン最後の入荷ということでありましたが、『活上海蟹の姿蒸し』の品名で3番目に出されましたが。その味は格別でありました。蟹は身を取り出すのが若干面倒な点はありますが、出席者全員が全く気にすることもなく、その味を堪能しておりました。
また上海料理とワインの相性は、5銘柄ともずれも素晴らしく、まさにマリアージュという言葉がピッタリでありました。
和気藹々の雰囲気の中で第15回例会はあっという間に時間が過ぎ去りました。今回も例会に出席することで、大変楽しい楽しい一時を過ごすことが出来、ワインの知識も一層深めることが出来ました。
(文責 林)
第14回ワイン同好会(2015年11月20日)
11月20日(金)17時半より、ホテル椿山荘にあるイタリアンレストランにゲスト3名を含む15名が集まり14回目の例会を開催した。幹事より、今回は今年最後の例会でもあり、普段よりやや豪勢にとの想いから会員のO様よりご紹介戴いたレストランイル・テアトロを選んだこと、9月末会員の有志数名でトスカーナのワイナリー巡りをした経緯からテーマを「トスカーナワイン」としたことを説明した。
最初にヴェネト州のプロセッコ(スパークリング)で乾杯し、恒例により幹事よりワイン説明を行った。白2種、赤2種そして食後ワインのVin Santo(聖なるワイン)の計5種類をいずれもトスカーナ産で準備した。
今回のワインの特徴として、
①赤で有名なトスカーナにおける唯一白の上位格付けDOCGであるベルナッチア・ディ・サンジミニャーノを味わうこと。
②黒ブドウ(通常赤ワインを造るためのぶどう)であるサンジョベーゼから造られた白ワインを味わう事、そしていずれもがアルコール度数13度あり、レストランのご理解とご協力により完璧に10度で供出されたこと。
③赤2種類はいずれもミディアム~フルボディで、同じサンジョベーゼでありなら、一方はモンタルチーノ(シエナの西南20Km)、方やキャンティクラシコ(シエナの北20Km、フィレンツエの南25Km)産を準備して味わいの違いをみる。
④食後にヴィンサントと言う葡萄を完熟させた上陰干しして造られるアルコール17度の甘口ワインをデザートとともに味わったことである。3名の女性ゲストを含む15名で14本のワインが見事に呑み尽された事は驚きであると共に、皆さんが美味しく戴き会話も弾んだ結果とあれば幹事としては喜びである。
食事は、前菜から始まり、2種のパスタを食し、メインにはラムが供されいずれも美味であった。予め知らせておいたワインに合う食材を準備して戴いたことは、ワインを全量持ち込んだ身としては恐縮したが、やはりプロだと感じた。
前回入会された田端様に続き、この度当会に入会され今回初参加された太田様より自己紹介戴いた。次回は来年2月3日(水)と決定し、8時半過ぎに解散した。
(文責 角谷)
第13回ワイン同好会(2015年8月28日)
8月28日(金)17時半より、四谷駅近くの隠れ家的フレンチ(Ile de Passion=情熱の隠れ家)に12名が集まり、13回目の例会を開催した。
8月末と言えば過去数年の実績から間違いなく30度以上の残暑の最中と考え、幹事は南仏の暑さをイメージして、フレンチと暑さ厳しい南仏地方でポピュラーなワインを楽しむと言う趣向で準備したものの、当日は小雨混じりの涼しい、残暑とはとても言えない天候の中ではあったが、美味しいフレンチを味わいながら3種類(辛口ロゼのスパークリング、フレシュながら味わいのある辛口の白、フルボディーの赤)のワインで盛り上がった。
今回、ラングドックルーションと言う産地からスパークリングを、プロバンス地方から白と赤のワインを選定した。いずれも地中海に面したフランスの10のワイン生産地方の一つで、前者はDaily に飲まれるワインを中心に大量に産出する地方、フランスで生産されるワインの約4割を算出している。後者は、2600年に及ぶフランス最古の歴史あるワイン生産地方として名高い。
レストランは、会員のS様が時々使用されているとのことでご紹介頂き、本来はできないワイン持ち込みを敢えてお願いし、若干気持ち程度お支払いするということで利用させて戴いた。店の名前を直訳すると「情熱の島」と言う事になるが、仏語のIleには「街の一区画」と言う意味もあり、決して出しゃばらないが心に情熱を秘めたオーナー御夫妻の想いが店名に込められており、本文頭で「情熱の隠れ家」と幹事が勝手に命名させて戴くことにした。
今回より会員が1名増となり、新会員の田端広道様より自己紹介戴いた。なお、現在登録会員は約20名である。
次回日程は10月末~11月初めとし、追って御連絡したい。
(文責 角谷)
第12回ワイン同好会(2015年6月1日)
日時;6月1日(月) 18時
場所;新日鐵の施設系の『代々木倶楽部』2階個室レストラン 牡丹(ボタン)
料理 ; 黒毛和牛のすきやき
テーマ;『すき焼きに相性ピッタリのワインを探す』
参加者数;16名
第12回バッカス・ワンのテーマは上記のように『すき焼きに相性ピッタリのワインを探す』ということでありましたが、すき焼きに用いられましたのは茨城県産の黒毛和牛でありました。肉質が柔らかく、味もよく出席者の間で大変好評でありました。
今回も角谷さんからテーマ追求のための参考資料として 『食材とワインの組み合わせの基本』、ワインリストの2枚が準備され、出席者に配布されました。いつもながら、角谷さんがご用意される資料の内容は的確で大変参考となります。
資料によりますと、組み合わせの基本は次の通りであります。① 色で合わせる 白と白あるいはロゼ、赤と赤 ② 軽さ、重さを合わせる 軽い料理には軽いワイン、重い料理には重い(Bodyのある)ワイン ③ 甘味・酸味・塩味・苦み・渋みに同じ要素、ニュアンスをもつワインを合わせる。
この基本に基づきますと、すき焼き(甘味たれ)の対してはフルボディーの赤ワイン相性がよく、当日は配布されたワイン・リストに示されているように、今回は①ピノ・ノワール(赤FB、カリフォニア) ②ネロダボーラ(赤MB、シチリア)③ジンファンデル(赤FB,カリフォニア) ④シラー(赤FB、カリフォニア) および乾杯用にシャルドネ(白・辛、シャブリ地区、仏)が用意されました。
最高の食材、基本に則った相性のよいワインに加え、和気藹藹とした雰囲気の中で頂くすき焼きの味は格別で出席者の食のピッチはどんどん進みました。牛肉の当初予算は1人当たり240gでしたが、瞬く間に胃の中に消えてしまい、追加注文となってしまいましたのは、致し方のなかったところでしょうか。
以上、大変楽しい楽しい一時を過ごすことが出来、ワインの知識もまた深まりました。
(文責 林)
第11回ワイン同好会(2015年3月30日)
3月30日月曜日、第11回バッカスワン例会が竹橋のレストラン アラスカで開催されました。
出席者は14名。ワインの種類は5種類でした。
皇居の桜は満開間近、緑の森の中に点在する姿は、夕景の中で幻想的な美しさでした。
そのせいか、話は盛り上がり、ボルドーのワイン畑と醸造所をこの秋にも見に行こうという提案に手を挙げる参加希望者が相次ぎました。
(文責 金森)
第10回ワイン同好会(2015年1月13日)
第10回のワイン同好会(バッカスワン)は1月13日(水)上海蟹料理で有名な神保町にある「新世界菜館」においてメンバー11名が参加してイタリア、フランス、豪州タスマニアワインと中華料理のマリアージュを楽しみました。
スターターのフランチャコルタサテンというイタリアロンバルディア地方のスパークリングワインは逸品で角谷様の講釈でフランスのシャンパンがイタリアではフランチャコルタでサテンはその中で特級ワイン称号と伺いました。一口戴いて幸せ気分一杯で美味しかったでした。ワインは中華料理とも良くマッチして食事に会話に楽しい一時を楽しい仲間と過ごさせて戴きました。
第10回を記念してワインに係る6問の2択若しくは3択問題が準備され書面で回答する事になりました。西川さんが全問正解されました。バッカスワン参加することで色々とワインに係る知識を習得することができたお蔭と謙遜されておられました。ワインを通じて世界各地の文化と様々な知識を体得でき素晴らしい一時を過ごすことになりました。
(文責 中山)
第9回ワイン同好会(2014年10月15日)
10月15日(水)丸の内の「響」においてゲストを含む11名のワインラバーが集まり、ドイツワインと和食のマリアージュを楽しんだ。
ドイツワインというと甘口の白ワインという一般のイメージがあるが、これを覆すべく和食に合う軽快な辛口ワインを手に入れてスパークリングワイン1種類、白4種類、赤1種類を味わった。皆さんの感想は「なかなか美味い」というもの。
21世紀に入ってドイツのアルコールの個人消費は金額においてワインはビールを抜いて1位となっているとの事、また赤ワインの生産量は35%にもなっているそうで、今のドイツのワイン事情の認識を変える必要があるようだ。
初めにリースリング、シルヴァーナ、ヴァイスブルグンダー、グラウブルグンダーなどの白品種を飲み、締めにピノ・ノワールのドイツにおける呼称シュペート・ブルグンダーの赤品種と6種類のフルーツの香り漂うドイツワインを満喫した3時間であった。
(文責 杉野)
第8回ワイン同好会(2014年8月1日)
8月1日(金)赤坂のステーキハウスにて3名のゲストを含め15名出席のもと第8回バッカス・ワンの例会が開かれた。
今回は炭焼きステーキに合うワインとのコンセプトで、Kリーダーが厳選した白1種類、赤5種類のワインが準備された。アペリティフ代わりのアルバリーニョ種のスペインを代表する辛口白ワインで口を潤し、カリフォルニアのジンファンデル、ブルゴーニュの13年熟成されたピノノアール、仏ローヌのグルナシュ、スペイン/リオハ隣接のガルナッチャとカベルネソービニョンのブレンド、そして赤の5本目は「チリカベ」と言われるチリのカベルネソービィニョンと、ステーキに合うと思われる世界各地からのワインを皆で楽しんだ。
今回は5本の赤ワインの価格帯を当てるというゲームを皆で興じたが、全部正解者はおらず、ワインとは値段に拘わらず自分の舌を信じて味わうものであるという思いを新たにした。
(文責 杉野)
第7回ワイン同好会(2014年6月1日)
日時;6月1日(月) 18時
場所;新宿 郷土料理くらわんか
料理 ; 黒毛和牛のすきやき
テーマ;日本料理と合うチリワインを探す
ワイン;ロゼスパークリング、白2種、赤2種 計5種類
参加者数;10名
新宿駅前にある郷土料理の店「くらわんか」において、富山の海産物を中心とする料理と共にチリワインを5種類味わった。
今やチリでしか栽培されていない16世紀のスペインにそのルーツがあるパイス種を使ったシャンパン方式のロゼスパークリング、シャルドネー、ソーヴィニオンブランといった白ワインと、カベルネとやはりチリ固有種であるカルムネールと言う赤ワインを味わった。
チリは輸出に力を入れており、輸出市場に適したプレミアムワインに注力し、とりわけ日本市場に対して積極的な姿勢を示しているようだ。価格が1000円台とコストパフォーマンスの良いワインとして日本での消費量が年々増加傾向にある。チリは、気候、土壌、地勢など、優れたワイン製造に必要な所謂テロワール条件がすべて揃っており、かつそれが多様性に富むなど今後ますます世界的に評価が高いワインの生産拠点として有力な地位を占めることが期待されると認識を新たにした。
チリのプレミアムワインのうち、白は野菜や果実の香りが豊かでありながら、しっかりとしたドライな酸味と複雑な味わいも感じられ、個人的には、野菜のてんぷらやあえ物、魚の塩焼き等にマッチすると思う。
次回例会は8月1日に予定することと決定した。
(文責 角谷)
第6回ワイン同好会(2014年3月27日)
バッカス・ワン第6回例会が、3月27日、ホテル椿山荘レストランカメリアで開催されました。
桜の季節でもあり、庭の美しい椿山荘が会場に選ばれました。桜は、開花直後でしたが、レストランから素晴らしい庭を眺めながら飲むワインはまた格別なものがありました。
食事はフレンチでしたが、ワインはフランスを意識することなく、安くて、おいしいものを、“K氏”が選んでくださいました。
最初の乾杯は、アメリカ産のスパークリングワインで、桜の季節に合わせ、ロゼでした。
続いて、フランス産の白ワイン。海の幸のシチューとうまくマッチした味わいでした。
続いて、ニュージランド産の赤ワイン。ワインの知識の乏しい小生は、ニュージランド産のワインは初めてでした。ニュージランドのマールボロというところは、寒暖差が大きく、フランスブルゴーニュと似た気候で、おいしいワインのできる条件が揃っているそうです。
続いて、アメリカオレゴン産の赤ワイン。カモ胸肉の焼き肉を味わいながら飲むワインは格別でした。
ワイン談義に花が咲きましたが、日本酒との違いも話題になりましたが、K氏の説明では、日本酒は“工業製品”、ワインは“農業製品”という説明は、なるほどと思いました。
ワインは、同じ場所で栽培されたものでも、気候により味に大きな差が出るのは、農業製品だからですね。
ワインの知識に乏しい小生も、最初は、少しワインの勉強をしようと思いましたが、今では、余計なことは考えず、じっくり味わうのが良いと思い始め、余計な勉強はしないことにしました。
ワイン、食事ともに素晴らしいものでした。次回が楽しみです。
(文責 西川)
第5回ワイン同好会(2014年2月4日)
雪まじりの冷たい雨の降るなか、銀座のイタリアンレストランアイコニックでワイン同好会バッカス・ワンの第5回例会が開かれ、今回はメンバーの紹介の女性のワインラバー2名を含め13名が集った。
イタリアは南北に長い国土で、地方によって気候風土がかなり異なることもあり、造られるワインはバラエティ豊かで、多種多様なワインが楽しめます。スプマンテ(発泡酒)で乾杯をして、地場品種を主体に北のピエモンテ州の白、赤、そしてメンバー差し入れの人気を博しているスーパータスカンを含めたトスカーナ州のワインなどを味わいながら、いつものことながらワイン談議が盛り上がった。
次回は桜を観ながらワインをということで3月27日(木)に開催の予定です。
興味のある方は事務局までご連絡を!
(文責 杉野)
特別企画・ワイナリー訪問(2013年11月14日)
バッカス・ワン特別企画として山梨県北杜市明野のワイナリーを有志7名で訪ねて参りました。
11月14日(木)、天気は快晴、西に南アルプス連峰を仰ぎ、北に八ヶ岳、南に富士山を望む標高700mの茅ヶ岳山麓の傾斜地に、中央葡萄酒(株)の管理する「三澤農場」12haがあります。
三澤オーナー自らが車を運転し葡萄畑を案内してくれ、いかにワインにいい葡萄を生育させるかを熱心に説明してくれました。近年、甲州ワインの質が向上してきているのは、このような醸造家の熱意が実ってきているのだと感じました。そのあと工場と貯蔵設備を見学、そして待望のテスティングと、ワイン愛好家としては満足の時間を過ごし、それぞれ好みのワインを買い求め、帰路につきました。
(文責 杉野)
第4回ワイン同好会(2013年11月12日)
11月12日(火)ワイン同好会バッカス・ワンの第4回会合が神田神保町の新世界菜館で11名が参加して行われた。11月の中華といえば、やはり上海蟹、イタリアのスパークリングワインで乾杯をし、その後お店の推薦する白ワイン3種類と上海蟹のマリアージュを楽しんだ。白はシャブリ、ナパ、アルザスと産地も様々、それぞれが違った個性を持ち、中華との相性もなかなか良い。食後酒としてメンバーの差入のポートワインを味わい、存分にワインと中華を堪能し、それぞれにワインへの思いを深め、お開きとなった。
次回は来年2月4日(火)の予定です。興味のある方は事務局まで連絡を下さい。
(文責 杉野)
ワインを飲んで残暑を乗り切ろう(2013年9月11日)
9月11日(水)ワイン同好会バッカス・ワンの第3回目の会合が丸の内のレストランで催された。フォーカスワンのワインラバー10名が集まり、今年の夏の異常な暑さを名残惜しく思いながら乾杯。暑い時期は何と言ってもよく冷えた白、そして赤はピノ・ノアール。今回は京料理とのマリアージュ、これがまた実にいい。少しでも涼しさを呼び込もうと高緯度の産地のワインをワインエキスパートである角谷幹事が厳選し、その清涼感をもたらすフルーツ系の豊な香りを楽しみながら、大いに語り合いながらあっという間に過ぎた3時間であった。
次回バッカス・ワンの集いは11月12日(火)です。興味のある方は是非ご参集下さい。
お問い合わせは事務局まで。
(文責 杉野)
バッカス・ワン 真夏の集い(2013年7月31日)
7月31日(火)ワイン同好会バッカス・ワンのメンバーが竹橋のレストラン・アラスカに10名集まり、座長でワインエキスパートの角谷氏がセレクトしたワインを持ち込み、第2回のワイン研修&懇親を行いました。
真夏をイメージしてコンセプトを地中海とし、スペインのスパークリングワインで乾杯をして、ローヌとシチリアの白ワイン、シチリアとラングドッグの赤ワイン、計5本を味わい、夏の暑さを忘れ楽しく一時を過ごしました。
次回の集まりを9月11日(水)とすることに致しました。一緒にワインを楽しみたい方の参加を歓迎します。
(文責 杉野)