2013年5月度例会「食の安心・安全を求めて・・・そして我々は」

去る5月17日(金)、4月に続き日本記者クラブ9F大会議室に於いて、第2回目の定例会を開催した。今後も会員の猪熊様、馬来様のご厚意により、日本記者クラブを使わせていただけることとなった。

参加者は34名(会員33名、非会員1名)

 

木内事務局長の挨拶の後、今回はF1会員で、元・中村屋取締役、現・エディック㈱代表取締役の四方満氏が講師となって、「食の安心・安全を求めて……そして我々は」と題して講演が行われた。

 

講演概要は以下の通り

 

1.食に関する事件・事故からみる真実は

 

1996年のカイワレ大根が原因と騒がれたO-157事件、2000年の雪印事件、2010年の宮崎牛の口蹄疫問題、中国の冷凍餃子事件などの例を挙げて、事件の扱われ方、企業の対応の仕方・考え方、中村屋の品質保障について解説された。

 

 2.賞味期限表示とは

 

賞味期限の定義は、以前は春夏秋冬の時期によってそれぞれの賞味期限を設定していたが、現在は季節による賞味期限ではなく、年間を通じて統一されている。

 

 3.日本のディズニーランドの食品史

 

食に関するオリエンタルランドの考え方を説明された。

 

 4.各国の食品添加物事情

 

日本……   830種類使用

米国……  1300

中国……約 800

EU……約 800

 

その他、実際に中村屋で品質保証担当として実践してこられた経験から、業界の裏事情、食品会社の在りよう、遺伝子組み換えなど興味のある講演であった。