2015年4月度例会「銀行の役割とアベノミクス金融政策の効果」

フォーカス・ワンの4月例会は4月24日(金)恒例の内幸町日本記者クラブ会議室で行われた。今回の講師は元銀行マンである会員の中山雅弘氏。三菱銀行に入行しロンドン支店、国内支店長などを歴任した後ベンチャーを起業し、現在(株)ソリューションの代取を務めている。また同社は当会の賛助会員でもあり、省エネ効果の大きいLED照明の普及を行っている。メードイン福島の製品であり復興支援の一環ともなる事業である。

 

演題は「銀行の役割とアベノミクス金融政策の効果」、アベノミクスの「第一の矢」である大胆な金融緩和が銀行経営の安定化をもたらし、「第二の矢」、「第三の矢」の支えとなっている。但し銀行の融資には金融庁から依然厳しい足枷があり市中に円滑に資金が供給されておらず、日銀の当座預金が積みあがるばかりである。政府主導で不良債権の基準の見直しを行い融資がし易い環境つくりを行う事により「銀行が本来の役割」を果たせるようになってくるのではないか、それにより資金ニーズのある中堅、中小企業に潤沢に行き渡り経済が回り景気の活性化に繋がる筈であるとの論調である。「第一の矢」は確実にマーケットに刺さっており、これから東京オリンピックという一大イベントも控えており、アベノミクスの効果を期待出来る土壌は整えられている。

 

銀行勤務時代に実際に融資業務に携わった経験に基づく問題意識から現状の資金の偏りを指摘して、それに対する提案を含んだ分かり易い講演であった。

(文責 杉野)