秋の「上越緑のボランティア」

11月13、14日の両日恒例の「上越緑のボランティア」活動を新潟県十日町市にある当間高原において行った。

初日は好天気に恵まれ、晴れ渡った青空のもとうっすらと雪を冠った越後三山や巻機山の稜線がはっきりと見え、折からの素晴らしい紅葉と合わせて大自然を大いに満喫した

山のフレッシュな空気を吸いながら作業を開始、夏の間に雑草が生い茂りこれまで植林をしてきた300本強のブナの幼木がこれから厳しい冬を迎え雪に覆われる前に丁寧に下草の刈り払いを行った。

針葉樹の植林は一般に行われるが、ブナなどの広葉樹の植林はあまり例がなく、フォーカス・ワンでこの数年続けてきたこのブナが成木となり立派な林となるには3~40年かかり、残念ながら見届ける事はまず出来ないであろうが、上手く育てて次世代に引き継いでいきたいものである。

今回の宿泊は清津峡にある清津館という、秘湯を守る会に加盟している、泉質のいい自然湧出の源泉掛け流しの宿。清津峡を見下ろす露天風呂で景色を楽しみながら疲れを癒すことができた。夕食のメインは合鴨鍋、夏の活動で知り合った「合鴨自然農法」で米を育てている上村(かみむら)氏より提供頂いた食材、夏前に仔鴨たちを見ているだけに残酷とも思えるが、自然の循環とはこういうものだと主張される上村理論のもと美味しくいただいた。

翌14日は朝から雷注意報が出て雨予想の天気、残念ながら作業は中止として、隣の町である津南町において、木に詳しい池田さんを講師にした現場研修を行った。

(文責:杉野)