棚田の水不足が深刻な問題に! まつだい棚田バンク、夏の里山を楽しむ日、参加報告書

7月19日午後から開催された、標記のイベントに参加してきました。

参加者は全部で80名位で、夏草刈り、生き物観察、畑チームのほかに棚田バンク主催の林間学校の参加者が12名位が2日間にわたり里山の生活を経験します。F1関係者として登録したのは中島さんご一家7名と藤井だけでした。

 

ガイダンスでは、田植え以来十分な雨が降らず、通常は棚田の水を一旦抜くのをやめて、何とか水を残したが、今後も雨が降らないと土壌にひび割れが入り、成長期の稲に悪影響があり、米が白くなり、収量も減り、品質が落ちる可能性があると心配していました。米作りが大変なものか再認識しました。

 

 

農舞台正面の棚田

下の方はすでに夏草刈りが済んでおり、草刈りチームは上の方の草刈りをすることに。

棚田の水枯れが心配とのこと。雨が降ることをひたすら祈るばかり。天候に左右される米作りなんですね。

 

 

その後、チームに分かれて、夏草刈りチーム、自然観察チーム(今回は小学生の林間学校参加者も加わって)、畑チームに分かれ作業説明を受けました。

私自身は夏草刈りには参加せず、畑チームで野菜の収穫と料理に参加しました。人数が多かったので、もう一つのグループは山菜採りでした。畑のオーナーの高橋さんは88歳ですが、腰も曲がっておらずお元気な方で、なす、キュウリ、ズッキーニなどを収穫させていただき、作物についていろいろな説明をしてくださいました。畑ではほかにもトマト、サトイモ、茗荷、枝豆、ブドウ、キウイ、サツモイモなどを栽培し、棚田バンクの里山食堂にも納めています。

稲作は水を確保できるところで作っておられ、その近くにはつり橋がありました。つり橋を渡るのは、ワイヤでできたところに板が一枚渡してあるだけで、結構危ない橋でした。

高橋さんの畑 なす
高橋さんの畑 なす
高橋さんの田んぼ川の近く
高橋さんの田んぼ川の近く
つり橋を渡る中島一家 トップは小1のお孫さん
つり橋を渡る中島一家 トップは小1のお孫さん

農舞台に戻り、料理は地元のお母さん達の指導の下、餃子と取ってきた野菜や、山菜で漬物や炒め物作りです。その後日帰り温泉で汗を流してきました。雲海では先日田植えの際佐藤さんと一緒に宿泊したため、受付の方たちが私を憶えていて下さり、交流人口の一部に近づいたかなと思い、佐藤さんのおかげではありますが、なんだかうれしくなりました。

お風呂から戻り、交流会です。準備のスタッフの方達は大変だったと思います。私たちはお客さん扱いなので。今回はBBQということで、お肉が準備され、我々が用意した餃子、漬物、山菜、天ぷら、そうめん流し、おにぎりなどが出され、食べきれないくらいでした。そのうちスイカ割が始まり、地域の観音祭りの結構大きな花火が打ち上げられて、盛り上がりました。

花火の途中で宿泊施設へのバスで三省ハウスへ、花火は残念ながら最後までは見られませんでした。

出されたお料理
出されたお料理
餃子
餃子
バーベキュー肉焼いてます
バーベキュー肉焼いてます

スイカ割り
スイカ割り
観音祭りの打ち上げ花火
観音祭りの打ち上げ花火
2千年 大賀ハス(二ツ屋)
2千年 大賀ハス(二ツ屋)

 

三省ハウス宿泊は3回目なので、慣れたとはいえ、今回はエアコンなしで、アイスノンを貸して貰えて、ぐっすり眠れました。翌朝は、我々と同じ思いで棚田バンクに関係している女性たちと話ができて、同じ施設に宿泊することで交流できることを再認識しました。

20日には、佐藤さんにお付き合いいただき、ランチを共にした後、二ツ屋の2千年のハス(大賀博士が見つけた2千年古代ハス)が咲いているところを見せてもらいました。また、夏休みに入った上越国際観光ホテルは家族連れで芋の子を洗うような大混雑でした。夏休みの間だけの営業とのこと。

佐藤さんと秋の稲刈再会を約束してさよならしました。

 

 藤井